ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

カメラは知的な遊びなのだ

2008-10-26 22:44:04 | 読んだ本
   新書版なのに1000円近くもする。随分高いんじゃないのと思って開いてみるとカラー版なのだそうで、著者の写真がふんだんに使われている。
  高いのに買う気になったのは、「最初の一枚に真実がこもっている」というフレーズを見つけたことがきっかけです。確かに。いいぞと思うシーンに会ったとき、いろいろ条件を変えて撮ってみるけれど、家に帰ってコンピュータ画面で見てみたら、最初の一枚が一番よかったなんてことはよく経験することです。もっともこれは私の早とちりで、筆者が言おうとしたこととは少し意味が違っていましたが。
  第一章にチョートク流カメラ指南十二か条というのがあります。
  • その一 常にカメラとともにあるべし
  • その二 バッテリーは常に切らさないように注意すべし
  • その三 最初の一枚に真実がこもっている
  • その四 ファインダーを見るな
  • その五 撮影現場の雰囲気を大切にせよ
  • その六 画像補正ソフトの使用はほどほどに
  • その七 それぞれのカメラスタイルをつくろう
  • その八 「散歩カメラ」に行きましょう
  • その九 自分の写真を人に見せよう
  • その十 新製品情報にだまされるな
  • その十一 容量の少ないメモリーカードを使うべし
  • その十二 RAWモードは使うべからず
  どうです。ちょっと世間のカメラ指南書とは傾向が違うでしょう。世間で常識になっていることが次々と斬られていくさまは愉快です。
  ただ、一点だけ不満は、「語り下ろし」(筆者が直接原稿を書くのではなく、質問に答えてしゃべったことを編集担当が文章にしていく)によって、原稿が作成されたと書かれているのですが、話し言葉で書かれていることで冗長になってしまっている点。同じ内容なら書き言葉で組み直せば半分のページで引き締まった印象の文章になるだろうし、同じページ数なら倍のウンチクが読めたのにと思うところだけが残念でした。
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2 コメント

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Unknown (ini)
2008-10-29 00:31:44
なかなか面白そうな本ですね。
今度、本屋さんに行ったら立ち読み(^^;)してみます。
指南12ヶ条では、その4、その11、その12の内容に興味があります。
それでも12のRAWモードは扱いが面倒で私も使ってないですが。
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面白いです (きすけぐみ)
2008-11-03 19:57:32
iniさま、ありがとうございます。
もう立ち読みなさいましたか。
半分写真集のような気持ちで読まれたらいいと思いますよ。
返信する

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