仕事でもプライベートでも東京なんてところにそんなに用事のある者ではありません。それなりの年ですから10回や20回くらいは行ったことがあるはずですが、この先、3ケタになるほど往復するものとも思えません。財布勘定も含めて、「東京へ行く」にはそれなりに気合いの必要な者、それが私です。
そしてもうひとつ。いったいいつ時代の人間かと笑われそうですが、今回が初めての日帰り東京往復でした。旅慣れない私が新幹線だの飛行機だのと速度の速い乗り物に乗ると気持ちがついてこない気がします。遠くへやってきたという気がしないのです。少しずつ気持ちが体に追いついて、やっと、はるばる遠くへやってきたという実感がするものです。ところが今回は実感の前に帰りの新幹線に乗っていました。仕事で東京との間を年に何度も往復するような人は、私のような感覚はなくなって、「ちょっとそこまで」の日常的な移動なのでしょうね。私は昔人間です。
前置きが長くなりました。3月25日。東京ドームで行われたシアトルマリナーズと阪神タイガースの試合を観戦しに、ご主人様のお供をしてのこのこ出かけたような次第です。
新幹線を品川で降りて、渋谷でひとつ用事を片づけて、水道橋へ。ミーツポートのBarcoというお店(スペイン&イタリア料理とうたってある)で昼ご飯を食べました。春キャベツとシラスのスパゲティですが、生めんだそうで、もっちりしていておいしかった。
そして、東京ドームへ。ひとつ気づいたこと。エスカレーターでの立ち止まり派とお急ぎ派の左右が、関西とは反対であること。関西では左側は急ぐ人用に空けておくものですが、東の方(あずまのかた)では反対であること。
(つづく)
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