
何年かに一度、姫路市夢前町の友人に会いに行くのですが、おみやげに貰ったのが「金壷」というお酒。
夢前町のお酒です。あまり日本酒は好んで飲まなかった私です(飲めないわけではありません。寒い冬には熱燗だと、以前から思っています)が、ここ1,2年ほど、日本酒とも仲良くさせていただいています。
そこで、その友人の家からの帰り、確かこのあたりだったはずと見当をつけて、そのお酒を造っている壷坂酒造へ行きました。醸造元であり、また小売もしているというお店。建物は古く、その古さが歴史を物語っているというか、それらしい雰囲気のお店でした。「土産に持って帰りたいんだけれど…」と言って、すすめてもらったのが、「雪彦山 純米原酒ひやおろし」。酒屋さんではこちらに限らず、ちかごろちょいちょい目にする「ひやおろし」ということば。壷坂酒造の説明によれば、「春先に絞った新酒を夏の間に貯蔵・熟成させて、秋口に出来あがったお酒」をひやおろしというそうな。
「金壷」と「雪彦山 純米原酒ひやおろし」を飲んでみました。おそらくのところ、後者は前者の倍ほどの価格のはずですから、勝負にならないといえばその通りです。
精米歩合はどちらも70%です。米は、前者が国産米、後者が山田錦を使用していると書かれています。アルコール度数は、前者が15度、後者が18度。印象は、前者がトローリとした力強い印象、後者は辛口でややサラッとしたイメージです。音で言えば、後者のほうがオクターブくらい高い。香りも華やかです。でも、どちらもうまい。「雪彦山 純米原酒ひやおろし」は、晩御飯の前に一杯だけ味わって、それから食事に入るという贅沢を何日も味わいました。
私のように者は残念ながら比較でしか区別がつきません。だから、いつも同じことを書きますが、私のインプレッションなんてアテにはなりません。
9月のことでした。
今年もどうぞよろしく。
そんなぁ、つぼさまが飲んだことないなんて。
どちらもとてもおいしかったですよ。
!こくととろみがえぇかんじで呑み過ぎでフラフラです。
おいしいお酒を飲んでいるんだ。
私、これから壷坂酒造の酒をラインナップに入れていこうと思っています。