落合上渡船場から下流に500メートルほどでしょうか、歩いていくと落合下渡船場の案内がみつかりました。先ほど一緒に船に乗っていた自転車の人もこちらの渡船を待っていますから、この方も私と同じような用事はないけれど渡船に乗ってみようという人なんでしょうね。
こちらの待合室は改築して時間が経ていないらしくこぎれいです。ただし、風情は上渡船のほうがあるように思えます。川幅は150メートルくらいでしょうか、上渡船よりも少し距離があるよう。
上流には先ほど乗った落合上渡船の施設が見えます。反対側、1キロメートルほど下流には千本松大橋が見えます。この橋の下にも渡船場があるはずです。
大阪市には現在市営の渡船が8カ所あるそうです。そのうち7カ所までが大正区がらみ。大正区に一切関わりを持たないのは天保山渡船場だけだそうです。つまり大正区は川や運河で遮られた埋め立て地だということですね。本来なら行政の力で橋を架ければいいのでしょうが、工業地帯でもあり大きな船が往来するため、橋と架けるにしても高さを稼ぐ橋が必要があり、橋の代わりに無料の渡船場が作られているということらしいです。
こちらの船は加速も減速もダイナミックです。到着前にはスクリューを逆回転させて減速します。ですから台船到着後、船が左右に揺れます。注意しましょう。
客たちはみんな秩序正しく礼儀正しいように見受けました。船が到着して下りる客が終わるまで整列して待ち、下りしなには、係員にちゃんとお礼を言っています。大阪人はマナーが悪いなんて誰が言ったんでしょう。
でも工業地帯ってことは、橋を制限することで大型車両の通るところも制限したいのかも知れません。
マナーの悪さはやっぱり個々人なので大阪人に多いってこともないと思います(^^)
ただ基本的に「せっかち」なのでそう思われやすいところはあるかも知れません(^^;)