
雨晴海岸から日の出を見たい。実は、今回の始まりは雨晴海岸に行きたいというところからスタートしました。
20代の前半。後輩のSくんと二人。彼のカローラⅡでこの辺りに来たことがあります。暗くなってから出発し、雨晴辺りにたどり着いたのは日付が変わってからでした。今でいう車中泊ですが、シュラフなんてものを二人とも持っていようはずもなく、毛布を積み込んでの出発でした。波打ち際に近い松林の下でクルマを停めて朝を迎えました。日の出が見たくてやってきたのに、曇天で、どこから太陽が昇るのかもよくわからないような空模様でした。
今回も出発する前から日の出は期待できない天気予報でした。
道の駅雨晴に到着。3か所ある駐車中の真ん中、道の駅施設の北側の駐車場は10台くらいのキャパ。先客は家族連れと思われる黒のアルファードとあと2台のみ。まずは、今晩の停めどころが見つかり一安心。一番海側のワクに停めました。
後ろは山。前は砂浜。山と海に挟まれた狭いスペースに道の駅があり、国道が通りJR氷見線が通るというジオラマのような、好きな人にはたまらないぎゅっと詰まったロケーションです。波の音が聞こえる。
道の駅の探索をしてみよう。外観は白。船のイメージで造られているのでしょうか。ライトアップされていて、粋です。一階には案内所。時間が時間なのでクローズです。トイレが素晴らしくきれい。誰もいないのをいいことに写真を撮ってしまいました。南側から2階の展望デッキに上がる。ここは露天なので雨で濡れています。さらに3階に上がるとここは屋根付き。ウッドのベンチが作られていますが、奥(海から遠いほう)はさらに高く作ってあり、風景を楽しみやすいようになっています。新しいこともあってとても快適。柵はガラスで景色を邪魔しないように作られています。暗闇で海までは見えないけれど、明かりで白い波頭は確認できます。氷見線の線路、その手前に国道。柵には氷見線の時刻表が貼ってある。水際を走るディーゼルカーを見るのもウリなんですね。
ガラス戸を開けて、屋内の階段を下りる。窓には彼岸花が一輪。
とっても気にいった道の駅です。
駐車場に戻ると富山ナンバーの軽キャンパーが一台停まっていました。TENTMUSHIと書かれています。中では兄ぃが調理中のようです。今夜はここで過ごすのでしょうか。
私もクルマに入って、睡眠薬と晩御飯。シュラフに潜り込んでおやすみなさい。
(つづく)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます