暗くなってきました。もう一度、みなとオアシス海王丸パークに戻ります。海王丸のライトアップがされるはずです。ええ年をして光り物に惹かれるというのは恥ずかしい気持ちもありますが、晴れか曇天かで風景が左右される昼間と違い、夜景は天候を選びません。今日明日と、富山にいる間に雨や曇天続きだとしたら、別に何か収穫物がほしいものです。
みなとオアシス海王丸パークの停まっているクルマはほんの数台。こんな大きな駐車場が誰でも無料で使える。ありがたいことですね。私たちはクルマを停める=駐車料金と思い込んでいるところがあります。まだ雨の心配もあるので、傘を持ってカメラバッグと三脚までもって歩き始めます。昼間ならかなりもっさりしたおっさんに見えるはずですが、幸い闇。海王丸の停泊する湾内にはほとんど人がいません。海王丸の白い船体に光が当たり始めました。
海王丸の船内見学は昼間だけですから、船にも誰もいないはず。静かでいいねというより、寂しくて心細いくらい。恋人たちにとっては愛を語り合うのにちょうどいい暗闇なのに、天気が悪いからかカップルも見当たりません。富山の人たちはどこで黄昏時を過ごしているのだろうか。
しばらくすると、海王丸のライトの色が変わり始めました。青も黄も緑もピンクも、赤までもあるし、船体の前後で色が違う場合もあるようです。変化があるのも面白いですが、白い船体が売りの海王丸が真っ赤というのはどうなんでしょう。そうこうするうちに、新湊大橋の橋脚もライトアップがされて、豪華な眺めになりました。
恋人たちの聖地モニュメント。どこでもこういう話題づくりの「モノ」を作りたがるんでしょうね。船の舵のモニュメントが湾を背景に作られている。手前にスマホをセットする台。恋人たちがここで写真を撮れば背景に海王丸と新湊大橋が写りますよという仕掛け。夜間なのでピンクにライトアップされて怪しげな様子。
海王丸のいろいろな「色」も撮れたし、もうこれ以上粘っても代り映えしない写真しか撮れそうもありません(ない袖…もとい、ない腕前は振れません)。もう次の場所に移動しましょう。
そこへ、男女合わせて10人弱のグループが到着。ピンク色のモニュメントでにぎやかに集合写真を撮っています。この連中は徒歩で移動しているようです。昼間、私は彼らがカモンパーク新湊へ到着したのを目撃していたのでした。昼間は雨の中での移動だったはず。これからどこまで歩くんでしょうね。
雨は上がった様子ですが、クルマまで帰って、デッキシューズがぐしょぐしょに濡れているのに気づきました。
最後は新湊大橋をクルマで走ってみましょう。ループしながら高度を稼ぎ、先ほどの海王丸を左手に見下ろして、橋を渡ったら直線でランディング。
(つづく)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます