
塾講師であり教育評 論家でもある筆者が、中学受験をする小学生にも理解できることを、また読み物としても楽しめることを目指して、本文と問題と解答・解説で構成した国語読解 力を向上させるための一冊と言えましょうか。
「はじめに」の始めに、次のようにあります。
あなたは(もし学校や塾の先生でなかったら)国語が苦手ですねね、または国語が苦手な子や部下をおもちですね。
当然じゃないですか、でなければこんな本をわざわざ手に取って、またお金を払って読む気にはならないはずです。そうです。私にはこの指摘が少なからず当たっています。
中学受験の小学生にもわかるようにとは言いますが、中身は結構高等なように思えます。「情景描写と心理描写」「主観語に気をつけろ」とか、結構なレベルで、私のような大人でも(だからこそ?)しばしば立ち止まらなければなりません。しかし、決して受験生だけのためのものではありません。筆者がいうには、「中学受験から資格試験まで」、をエリアに入れているそうですし、次のような箇所もあります。
資格試験、昇級試験でも試験を実施する側の出題意図は同じ。読んでおいていただくと、後で役に立つかもしれません。もちろん、試験に関係なく、この本で身につけていただく論理的な思考法は、さまざまな場面で皆さんの力になることでしょう。
私も、読んだ後、なんとなく、力がついたような気がしてきましたよ。受験の人も、資格試験の人にも、豊かな国語読解力がほしいと願う人にも、きっと効果ある一冊。嬉しいことに500円玉でお釣りがくるんです。どうです?、お子さんのために仕事帰りに本屋に寄ってみようかという気持ちになりましたか?。
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