自由研究 桜島ほぼ定点観測。
小学生の夏休みの宿題には、今も自由研究というのがあるのでしょうか。自由というほど難しいものはなく、自分が子供時分にどんなテーマで研究を行ったかもまったく覚えていません。
8月に鹿児島へ出張しました。さらに南の沖縄県には何度も行ったというのに、鹿児島県の土を踏んだのはこの年になって初めてです。仕事ですから自分の思うようには行動できないのは当然です。鹿児島市内の海辺のホテルに2泊3日。滞在中はほぼこの辺りで過ごしました。サブちゃんが歌う「天文館」も行きませんでした。「ざぼんラーメン」も「こむらさき」も「白熊」も知りません。ただ、毎日目に入るのは錦江湾越しに聳える桜島。ホテルの自分の部屋のベランダからでも桜島が見えます。
ホテルから見える桜島。海辺を散歩したときに見た桜島を一気にここに挙げて、ほぼ定点観測の自由研究にしようと思います。
到着した日。ホテルの部屋に着いたら、まず、ベランダに出てみる。この景色は素晴らしい。
翌朝、目が覚めてまずベランダに出た。この数日前には噴火があったらしい。たなびいているのは噴煙と思われる。
ホテルから出て、与次郎ヶ浜長水路を散歩する。釣り人がいた。
ここで話題をひとつ。新幹線で鹿児島中央駅に到着、ホテルまでバスに乗ることにしたのです。ところが市内のバスは初心者泣かせのようです。同じ方面に行くのに鹿児島市営バスと鹿児島交通と2社があって運賃が違う。しかも、バス停の乗り場番号は共用です。乗り場は間違えなかったのですが、乗るつもりのバスより4分ほど早いバスに間違えて乗ってしまった。最終の行き先は同じなのですが途中の経由地が違うので、降りたいバス停は通らない。乗った時からなーんか違うんだよなとぼんやり思っているうちにバスは発車。しばらくして勇気をもって、通路の向こうの座席に座っている薩摩マダムに相談をしました。「このバス停に止まりますか。」そのバス停は通過しないらしい。「乗るバスを間違えたようです。では、私はどこで降りるのがよいでしょうか。」するとその後ろの席に座っていた別の薩摩マダム(先のマダムとは知り合いではない様子)はスマホを取り出して、このバスが止まるバス停一覧を出してくれました。私は自分のスマホで地図を引っ張り出し…当初降りるはずだったバス停に比較的近いバス停で降りることがてきたのでした。初めての土地で二人の薩摩おごじょに助けられた私でした。バスを降りてから、車内の「恩人」に私は頭を下げ、恩人も窓越しに挨拶をしてくれました。
与次郎ヶ浜長水路を北向きにどんどん歩く。先ほどとは別の釣り人。
与次郎ヶ浜長水路は長さ1.6km。いいお散歩コースです。散歩する人、釣りをする人、犬の散歩をするひとでそこそこのにぎわい。 ダイヤモンド富士ならぬダイヤモンド桜島。ちょうど太陽が出てくる時を狙っていたら、後ろから男性が声をかけてくる。「自分もあちらこらで写真を撮っているが。今朝の桜島はなかなかいい。」旅人に「おまえはラッキーだ。絵になる風景だ。」と言ってくれているのだろうけれど、それなら話しかけないでよ。風景はすぐ変わってしまうんだから。おじさんも写真撮りならわかるでしょうよ。
(つづく)
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