水口宿から東へ、できるだけ旧東海道をバイクでたどってみようという企画です。
今郷というところで、県道549号線に合流、少し走ると大野西という交差点で1号線に合流します。道の雰囲気から、旧東海道は1号線の北側を走るに違いないと見当をつけて走ってみます。街道らしい雰囲気がないまま、また1号線の南側へ戻ってきます。すでに土山町徳原というところ。1号線を越えたところでみつけたのが、三好赤甫旧跡。俳人に三好赤甫(みよしせきほ)という人がいたそうです。その子孫が現在料理屋さんを営業していて、「みよし赤甫亭」という屋号だとか。交差点を渡ったところでいきなり飛び込んできた看板です。
そのまま、江戸に向けてバイクをゆっくり走らせます。このあたりからは昔街道だったのだろうと思えるような通りの雰囲気があります。松並木がしばらく続いて街道らしき風景も。そしてこのあたりで面白いのは、街道沿いの家並みが途切れて、ふつうなら畑だとか水田だとか見えるはずのところが茶畑になっていることです。京都府の南部から滋賀県南部、そして三重県に至るあたりは、つまりは今日私が走ろうとしているあたりはほぼ例外なく茶どころなのです。
小さいバイクで、キョロキョロしながら(安全には気をつけましょう)トロトロ走るのが、こういう道には合っているように思えます。とても心地いい。道なりに走っていくと、やがてまた1号線とクロスして北側になります。それがガソリンスタンドの左側の細い道。走ってみると茶畑の中の作業用の道路くらいの広さ。さらに、江戸時代にはこの先の野洲川を渡しで越えていた模様。橋もないので、国道1号線に戻り東へ走ります。
歴史的には東海道のほうが当然古いのですが、今走ると1号線を縫うように、まとわりつくように右へ左へと旧東海道は走っています。旧土山本陣がこちらだという案内を見て、国道を右折したのが土山支所前という交差点。300mほど走ったら旧東海道にクロス。左折するとすぐに本陣。今も住んでいらっしゃるようです。
そのまま、江戸方面に進めるとやがて「道の駅あいの土山」の裏側にたどりつきます。うまくできていますね。道の駅でほうじ茶を一袋、ご主人様の土産用に買いました。
水口から土山まで、あちらこちらで街道を歩く人、自転車で巡る人たちを見ました。旧東海道は結構な人気なのですね。
(つづく)
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