案内板にしたがってバイクを走らせると旧東海道。もちろん、今はクルマも走る道路です。しばらく走ると道路が三叉になっているところにたどり着きました。
この風景、ウィキペディアで見たことがあります。果物用かお菓子用のフォークのように、一本の道路が三本に分岐しているのです。これは珍しい。真ん中の道路が旧東海道、その道路と右の道路の間に大きなカラクリ時計が置かれています。その下に「三筋の町(みすじのまち)」と書かれていました。こういう興味あるものを見つけたときにはバイクは便利ですね。どこでも停めてちょっと寄り道ができます。
真ん中の道、つまり旧東海道を走ります。風景は変わってしまっているはずなのですが、なんとなく古い道路のような雰囲気がします。また、大きなカラクリ時計。ここでもバイクをちょいと停めて…。さらに江戸方面に走ると、三筋に分かれた道のうちに2本が合流するところに、高札場跡がありました。ここではちょいとバイクをUターンさせて、またがったまま写真を撮る。いつでも写真が撮れるように、カメラは首からぶら下げてあります。クルマだと大層になるでしょう ね。
町外れに来たと思ったら、東見附跡。水口宿の東端にあって、旅人を監視するところだったそうです。東京にあるとかいう赤坂見附(だって行ったことがありませんから)という地名は、監視場所だったわけですね。今も集落の外れのように見えますが、江戸時代もこの辺りが宿(しゅく)の端っこだったようで す。
そろそろ、国道1号線に入り、機嫌よく速度を上げて亀山へ向かおうと思っていた矢先に、こんなものを見つけてしまったのです。それは明らかに手作りの 「旧東海道はこちら」の案内板。この矢印は正確ではないと思われるのですが、旧東海道と思われる道に見当をつけてのんびりと走ってみました。
すると次に見つけたのは今在家一里塚。こうして、たった今まで国道1号線を走るつもりだったのに、可能な限り旧東海道を辿ってみようという気持ちになってしまったのでした。
(つづく)
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