ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

紫陽花の歌(8) 大波止桃華園

2019-08-22 17:49:03 | PiTaPaより遠くへ

 そのあと、長崎水辺の森公園を一回り。長崎出島ワーフを通り抜けて大波止まで歩きました。


 大変失礼ながら、お世辞にもきれいとはいいがたい長崎ちゃんぽんのお店に入ってみます。ひねくれ者としては、いかにも定番というようなお店は嫌ですし、女性が好みそうな小ぎれいなお店も落ち着きません。6人も入れば満席になりそうな小さい小さいお店(2階に座敷があるのかもしれません)。調理は隣のお店の厨房でやっているといういわくありげな変わったお店。屋号は大波止桃華園。ひどい紹介の仕方で申し訳ありません。けれど、鶏ガラスープの長崎ちゃんぽんは透明度の高い旨味あるスープで、大満足です。


 このお店のメニューはちゃんぽんと皿うどんのみのようですが、皿うどんhowtoのような話題をひとつ。私の隣で皿うどんを食べていた兄ぃが、途中で箸を止めて、「お酢、ありますか?」と尋ねたのです。確かにカウンターにはソースと胡椒は置かれていますが、酢は見当たりません。するとお店のマダムは、「長崎では酢ではなくてソースなのよ」長崎で皿うどんを食べて酢を求めるのは無粋だという話。べっ、勉強になりました!

テレビ番組でも紹介されたお店らしい。

 お店を出たら、中島川の向こうにリンガーハットの看板が見えます。

 しかし、この小さな店で食べて面白かったと思います。おいしかった。駅方面への帰りにはお店の裏の道を通りましたが、お店の裏手にはこれから使うのであろう、鶏ガラが置かれています。

 そして、駅方面に向かうこの細い一本道、どうも線路跡に思えます。帰宅して調べてみると、長崎臨港線という線がかつてあったようです。昭和57年まで貨物船として使われていたということですから、私が最初に長崎を訪れた時には、線路は存在したことになります。
 なぜ、屋号に大波止桃華園と、わざわざ地名をつけるのだろうと思っていたのですが、地名なしの桃華園という屋号は同じ市内の新地にあったのです。あったのであって、現在は閉店しているようです。

 

(つづく)



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