ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

そうだ 京都、行こう。(1)

2011-12-09 07:33:58 | PiTaPaで歩く

  地下鉄を北大路駅で降りて地上へ出たら、雨粒が朝日を受けて光っていました。時雨です。自宅を出るときは日差しが暑いくらいだったのにさすがに京都盆地です。見上げると、青空と雲が半分くらいずつ。「京都殺人案内」の藤田まこと(=音川音二郎)は、いつも折り畳み傘を持って聞き込みをしていました。
  初冬の京都を歩いてみたい。そう思って電車に乗ったのでした。京都盆地では今紅葉が真っ盛りらしい。さしあたって、「しょうざん 光悦芸術村」を訪れてみようとターゲットを決めました。

  私の町歩きのスタイルはこんな感じです。

  • 一人で行動します。家族も含めてこんなわがままな、考えようによっては贅沢な行動に誰も付き合ってくれませんし、気ままに行動できる自由を楽しまなければなりません。
  • 目的地をひとつかふたつだけ決めます。欲張るとその分だけ余裕がなくなります。
  • 降りる駅と、地図でだいたいのルートや目印になるものを確認します。一応大まかな地図は鞄の中に入れてはおくもののほとんど開くことはありません。多少の遠回りになるかもしれませんが、最短ルートで行くことがベターでもありますまい。もちろん、決められた到着時間があったり、出張ではこんなことはできません。ずっと昔、「アンノン族」なんて言葉がありましたが、ガイドブックを持って目的地を歩くなんてことは性格上できません。
  • 入念な下調べはしません。意外なものに出会えた、期待するほど面白くなかった、訪れる季節やタイミングが違っていた、という発見が面白いのであって、行く前にすべてわかっていてはよくありません。と理屈をつけるより実際のところ、下調べをしておくだけの余裕がないのでしょう。

 京都に地下鉄烏丸線が開通したのは1981年のことで、京都駅-北大路駅間でした。その年、京都から北大路まで乗った帰り、烏丸通を京都駅まで仲間と一緒に歩いてみました。2時間ほどかかった記憶があります。やはり地下鉄の開業は偉大だと感心したものですが、今から考えればこういうどうでもいいような「町歩き」は若いころからのものだったわけです。

  北大路駅の上を東西に伸びる北大路通を西へ歩きます。目的地へは北大路通を金閣寺の前まで歩いてそこで北に方角を変えればいい。ところが、北大路通は東西にまっすぐではなく、やや南に傾いていきますから、早い目に「やや右」に入ればいいことになります。後で地図を確認すると、北大路新町の交差点で右に入りほぼ西へ歩いていたようです。道路は静かな住宅街。それも京都らしい昔ながらの住宅が左右に並んでいます。少し太い道路(堀川通)をまたいで、行き当たったのが大徳寺。見るからに大きな敷地のお寺です。


 敷地に沿って北へ歩いていくと、やがて東西方向の道路が現れます。今宮通です。西へ進んでいくと今宮神社。道の両側に「あぶり餅」のお店があってたくさんのお客。紅葉のきれいな神社でした。俗説とは言いながら、「玉の輿」に関わりがあるのも楽しい話題です。

 

(つづく)

 


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