
ポルトガルワインをいただきました。その方からは食後酒だと言われていたのですが、食後酒というのが私にはどうも…。食後になるころにはしっかりご飯を食べて、もうたくさん!という状態なので、食後にお酒を飲みたいとも思いません。そんなわけで、しばらく出番がないままのポルトガルワインだったのですが、それではいつまでたっても寝かせたままなので、先日勇気を奮って「甘い」お酒を飲んでみました。
もともとワインはコルク、近頃のリーズナブルなワインならスクリューキャップなのでしょうが、このワインはちょっと様子が違います。コルクは使っているのですが、上にプラスチックのキャップ部分がついていて、そこを持って開け閉めする。栓をした状態では、コルクの部分は瓶の中に入ってしまいます。ワインのコルクってふつう、抜くのはいいですが栓をしようとすると、コルクがなかなか瓶に収まってくれないものですね。おそらく一度開けた瓶は飲み切るのが前提なのでしょう。このワインはまるで、何度も栓をしたり開けたりすることが前提のように作られています。それに、ラベルに書かれている「甘味果実酒」という分類。甘いお酒は苦手だと思っている者には、この文字を見るだけで、試してみる気が失せるものです。そもそも果実酒に甘い、辛いなんてあるものかしら。
検索をかけてみると、なるほど!わかりました。果実酒も甘味果実酒も日本の酒税法による分類だそうです。果実酒はワインなどを指すのだろうと想像がつきますが、それでは甘味果実酒とは?発酵の途中にブランデーなどを加えることで発酵を止める。すると、糖分がまだたくさん残っているわけですから、果実の甘味が残るという理屈らしいです。お酒の分類には醸造酒と蒸留酒と混成酒の3種類があると勉強したように思いますが、混成酒とは養命酒のように薬効成分を加えたお酒だと思っていましたが、ブランデー(蒸留酒)を加える混成酒もあるということですね。そのせいか、アルコール度数が19度あります。食事を終えるにあたって、甘味の、ちょっと度数が高めのお酒を飲んで、「あぁ十分食べた。満腹」と感じるためのお酒なのでしょう。
さて、その味。私の場合は食事をしながら飲むわけで、常温ではとうてい甘くていけません。冷蔵庫で冷やして、やや甘いもののいい感じになります。よく知らないまま記しますが、カシスの成分が溶け込んでいるような味でした。いつも言い訳のように記しますが、この記事を使用してはいけません。
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