社会人から教員に ~40代後半での教員採用試験体験記~

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H25選考区分別倍率を考察-1

2013-07-07 23:34:00 | 教員採用試験
本ブログ読者のIさんからメールをいただき、「平成25年度東京都公立学校教員採用候補者選考の選考区分別倍率」データ提供依頼がありました。忙しさのせいですっかり作業および掲載を忘れておりました。思い出しましたので、まずは第一弾を掲載します。Iさん、ありがとうございました。

なお、考察に使った資料は、例年同様、都教委HPに掲載されていた合格者受験番号PDFです。あくまで「私的考察」であり、かつ、数字はある程度前後に幅のある「概数」となりますのでご注意ください。また、先日の記事の通り、今年度選考の応募倍率は昨年度を大きく上回り、この6年間で最高の倍率になっていますので、選考区分別倍率も大幅に上昇することが予想されます。受験される方、がんばってください。

<受験番号下4桁の分析(平成24年度と若干異なります)>
A・0000~3999:一般選考、B・5000~6999:特例ア~カ(何らかの形での教員経験者)&障害者特別選考、C・7000~7100:特例キ&ク(前年&前々年の合格者)、D・8200~8599:特例コ(前年期限付・採用有)、E・8600~8999:特例ケ(前年期限付・採用無)、F・9000~9699:特例サ(社会人経験者)、G・9700~9999:大学推薦?

小学校(受験者数ベース:4.1倍、応募者数ベース:4.7倍)
A:7.0倍、B:6.6倍、C:3.8倍、D:1.2倍、E:3.6倍、F:6.5倍、G:1.5倍

中高国語(受験者数ベース:6.2倍、応募者数ベース:7.3倍)
A:9.6倍、B:5.5倍、C:4.0倍、D:1.3倍、E:3.3倍、F:9.7倍、G:1.0?倍

中高地歴(受験者数ベース:11.9倍、応募者数ベース:14.0倍)
A:26.0倍、B:4.2倍、C:なし、D:1.1倍、E:5.0倍、F:14.0倍、G:1.1倍

中高公民(受験者数ベース:11.4倍、応募者数ベース:13.9倍)
A:23.1倍、B:5.0倍、C:1.0倍、D:1.0倍、E:なし、F:15.6倍、G:1.3倍

中高数学(受験者数ベース:7.1倍、応募者数ベース:8.3倍)
A:11.7倍、B:8.2倍、C:なし、D:1.2倍、E:3.9倍、F:8.5倍、G:1.3倍

中高物理(受験者数ベース:5.9倍、応募者数ベース:6.9倍)
A:7.7倍、B:4.5倍、C:1.0?倍、D:1.0倍?、E:なし、F:10.0倍、G:1.0?倍

中高化学(受験者数ベース:6.0倍、応募者数ベース:7.0倍)
A:8.4倍、B:4.9倍、C:1.0?倍、D:1.3倍、E:4.0倍、F:7.1倍、G:なし

中高生物(受験者数ベース:4.7倍、応募者数ベース:5.9倍)
A:8.2倍、B:5.3倍、C:なし、D:1.1倍、E:なし、F:6.3倍、G:なし

中高英語(受験者数ベース:4.8倍、応募者数ベース:5.9倍)
A:7.1倍、B:5.6倍、C:1.0?倍、D:1.3倍、E:2.0倍、F:8.1倍、G:1.7倍

中高音楽(受験者数ベース:10.2倍、応募者数ベース:12.5倍)
A:20.9倍、B:6.8倍、C:2.0?倍、D:1.0倍、E:3.0倍、F:20.0倍、G:なし

中高美術(受験者数ベース:7.5倍、応募者数ベース:9.1倍)
A:15.2倍、B:6.5倍、C:1.0?倍、D:1.0倍、E:1.7倍、F:8.8倍、G:なし

中高保体(受験者数ベース:10.5倍、応募者数ベース:11.6倍)
A:17.8倍、B:9.2倍、C:1.0?倍、D:1.1倍、E:1.8倍、F:12.5倍、G:1.0?倍

※数字の後ろに?がついている倍率は「合格者数が少ないため誤差が大きい」という意味です。
※他の校種・教科・科目等は近日中にアップしますのでお待ちください。

※参考ページ
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr121019-2.htm


今年度の倍率

2013-06-30 06:53:00 | 教員採用試験
前回から2か月以上たってしまいましたが、元気にやっております。夏休み前に行う3つの試験問題づくりも終わり、ひとつヤマをこえた感じです。

さて、6月13日に平成26年度東京都公立学校教員採用候補者選考の応募状況が発表されました。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr130613d.htm

今年度の応募者総数は19,162人で昨年より1,136人減少したものの、採用見込数が昨年度(3,040人)より1,030人も減って2,010人となったたため、応募倍率(採用見込数に対する応募者の割合)は、昨年度(6.7倍)より大きく上がって9.5倍になっています。校種別では、小学校全科(理科コース・東京教師養成塾生含む)の応募者数は5,675人で、昨年度より94人(1.6%)減、応募倍率は5.7倍(昨年度4.3倍)、中高共通の応募者数は9,426人で、昨年度より804人(7.9%)減、応募倍率は15.2倍(昨年度9.3倍)、特別支援学校の応募者数は1,372人で、昨年度より54人(4.1%)増、応募倍率は7.6倍(昨年度5.1倍)です。

過去5年の全体倍率推移は、平成21年度6.4倍 平成22年度7.8倍 平成23年度8.1倍 平成24年度6.7倍、平成25年度6.7倍ですので、今年度はこの6年間では最も高い倍率となりました。今年度の中高共通全体の倍率15.2倍は、私が受験した平成23年度の地歴の実施倍率15.3倍とほぼ同じです。とはいえ、ここでいつも申し上げている通り、どんなに倍率が高くても、しっかり正しい対策をして実力をつけた人は「受かる確率が高い」のです。第一次選考は7月14日(日)。今年度受験する方々、どうぞがんばってください。

都教員採用見込者数、大幅減

2013-03-31 15:49:00 | 教員採用試験
2012年度最後の日をむかえました。明日からは教員生活3年目に入ります。教員としての基本的業務は一通り身に付き、3年目は「さらなるレベルアップ」がテーマになります。授業力や指導力の一層の向上を目指したいと思います。

さて、3月22日に「平成26年度東京都公立学校教員採用候補者選考」の実施要綱が発表され、26日からは受験申込みも始まりました。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr130322a.htm
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/jinji/26senko/26jissi.htm

採用見込者数は、小学校が1,000名で前年度比200名減(H24年度比では600名減、H23年度比150名減)、中学校・高等学校共通は620名で前年度比480名減(H24年度比280名減、私が受けたH23年度比で180名減)、全体では2000名+若干名で、前年度比は約3割少ない890名の減少(H24年度比985名減、H23年度比355名減)。過去4年間の中では最も少ない見込者数で、東京都における「団塊の世代教員の大量退職にともなう新採大量採用」が終了したのではないかと思われる数字になっています。受験者数が昨年と同じだった場合、倍率は大幅に上昇し、表面上は「狭き門」となるわけです。

試験方法における今年度からの大きな変更点は「論文の字数を、1,500字程度から1,000字程度に変更(試験時間は90分から70分に変更)」です。その理由について、私は「論文試験時間、採点工数、および採点時間の短縮」が一番ではないかと考えますが、「伝えたいことを簡潔にまとめて文章化する能力を確認したい」という面もあるのかもしれません。これにより、これまで「90分で1,500字」で論文試験対策をしてきた方々は、新たに「70分で1,000字程度」を書けるようになる訓練が必要になります。

採用見込者数大幅減少と論文字数変更によって、「平成26年度東京都公立学校教員採用候補者選考」は、ここ数年では最も厳しい選考になることが予想されますが、「本当に実力があれば難関であっても突破できる」のも事実。受験を予定している方はぜひがんばってください。


平成25年度二次合格者の分析

2012-10-26 22:56:00 | 教員採用試験
昨年度の二次合格者分析を1年近く忘れてしまい、掲載が10日ほど前になってしまいました。今年度の分析は忘れないようにしようとがんばり、本日掲載いたします。推測手法と注意点はこれまでと同じです。

なお、この分析作業の過程で、5日前(2012/10/21 11:25)に掲載した記事「25年度合格発表」の中に一部誤りを見つけましたので訂正させていただきます。(小中音楽の社会人特例受験者の合格倍率推測14?倍→13.3倍?、一般倍率推測17.5倍→17.2倍、特支小学部の社会人特例倍率12.5倍→17倍、一般倍率10倍→12.2倍)

平成25年度東京都公立学校教員採用候補者選考
二次合格者の選考区分および特例別分析(特別選考は除く)

<小学校>
二次合格者1,180人中、一次試験合格者リスト(2,639人)に掲載されていた人が853人(内訳推測:一般499人、社会人特例96人、前年期限付き・採用無84人、国公立臨採経験者28人、都臨採・講師等経験者68人、非常勤講師等経験者6人、障害に配慮した選考0人、大学推薦他72人)、一次試験合格者リストへの非掲載者327人(内訳推測:正規任用経験者23人、前年・前々年合格者16人、前年期限付き・採用有272人、他16人)

※「他」は大学推薦など。
※以下の校種・科目等については略して記載します。

<中高国語>
合格者173人中、一次リスト(352人)掲載139人(一般98人、社会人17人、期・無8人、国公臨6人、都臨講8人、非常勤講0人、障0人、推薦他2人)、非掲載34人(正規4人、過去合1人、期・有29人、他0人)。

<中高地歴>
合格者112人中、一次リスト(245人)掲載80人(一般46人、社会人15人、期・無2人、国公臨2人、都臨講3人、非常勤講0人、障2人、推薦他10人)、非掲載32人(正規3人、過去合0人、期・有26人、他3人)。

<中高公民>
合格者60人中、一次リスト(133人)掲載47人(一般26人、社会人9人、期・無0人、国公臨1人、都臨講2人、非常勤講1人、障0人、推薦他8人)、非掲載13人(正規1人、過去合1人、期・有10人、他1人)。

<中高数学>
合格者155人中、一次リスト(412人)掲載122人(一般82人、社会人17人、期・無10人、国公臨5人、都臨講3人、非常勤講4人、障0人、推薦他1人)、非掲載33人(正規1人、過去合0人、期・有29人、他3人)。

<中高物理>
合格者37人中、一次リスト(107人)掲載34人(一般25人、社会人4人、期・無0人、国公臨0人、都臨講2人、非常勤講1人、障1人、推薦他1人)、非掲載3人(正規0人、過去合1人、期・有2人、他0人)。

<中高化学>
合格者56人中、一次リスト(141人)掲載50人(一般34人、社会人7人、期・無1人、国公臨0人、都臨講6人、非常勤講2人、障0人、推薦他0人)、非掲載6人(正規1人、過去合1人、期・有4人、他0人)。

<中高生物>
合格者64人中、一次リスト(120人)掲載45人(一般34人、社会人8人、期・無0人、国公臨0人、都臨講1人、非常勤講2人、障0人、推薦他0人)、非掲載19人(正規1人、過去合0人、期・有18人、他0人)。

<中高英語>
合格者277人中、一次リスト(434人)掲載222人(一般150人、社会人35人、期・無4人、国公臨7人、都臨講21人、非常勤講2人、障0人、推薦他3人)、非掲載55人(正規8人、過去合1人、期・有46人、他0人)。

<中高音楽>
合格者30人中、一次リスト(54人)掲載22人(一般15人、社会人1人、期・無2人、国公臨3人、都臨講1人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載8人(正規0人、過去合1人、期・有7人、他0人)。

<中高美術>
合格者37人中、一次リスト(56人)掲載31人(一般17人、社会人4人、期・無7人、国公臨3人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載6人(正規1人、過去合1人、期・有4人、他0人)。

<中高保体>
合格者165人中、一次リスト(230人)掲載134人(一般87人、社会人14人、期・無20人、国公臨0人、都臨講0人、非常勤講12人、障0人、推薦他1人)、非掲載31人(正規2人、過去合1人、期・有28人、他0人)。

<小中音楽>
合格者41人中、一次リスト(110人)掲載32人(一般16人、社会人3人、期・無4人、国公臨2人、都臨講5人、非常勤講1人、障0人、推薦他1人)、非掲載9人(正規0人、過去合1人、期・有7人、他1人)。

<小中美術>
合格者48人中、一次リスト(127人)掲載39人(一般29人、社会人3人、期・無4人、国公臨1人、都臨講1人、非常勤講1人、障0人、推薦他0人)、非掲載9人(正規0人、過去合0人、期・有8人、他1人)。

<高校情報>
合格者4人中、一次リスト(15人)掲載4人(一般3人、社会人1人、期・無0人、国公臨0人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載0人(正規0人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<高校商業>
合格者11人中、一次リスト(28人)掲載10人(一般2人、社会人3人、期・無0人、国公臨3人、都臨講1人、非常勤講1人、障0人、推薦他0人)、非掲載1人(正規1人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<高校工業機械>
合格者9人中、一次リスト(17人)掲載9人(一般3人、社会人4人、期・無0人、国公臨2人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載0人(正規0人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<高校工業電気>
合格者9人中、一次リスト(14人)掲載9人(一般5人、社会人3人、期・無0人、国公臨1人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載0人(正規0人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<高校工業建築>
合格者4人中、一次リスト(11人)掲載3人(一般2人、社会人1人、期・無0人、国公臨0人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載1人(正規1人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<高校農業工芸>
合格者4人中、一次リスト(9人)掲載4人(一般1人、社会人2人、期・無0人、国公臨1人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載0人(正規0人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<高校農業園芸>
合格者3人中、一次リスト(20人)掲載3人(一般1人、社会人0人、期・無0人、国公臨0人、都臨講0人、非常勤講2人、障0人、推薦他0人)、非掲載0人(正規0人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<中学技術>
合格者44人中、一次リスト(69人)掲載37人(一般19人、社会人7人、期・無8人、国公臨2人、都臨講1人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載7人(正規2人、過去合0人、期・有5人、他0人)。

<小中高家庭>
合格者36人中、一次リスト(54人)掲載20人(一般13人、社会人2人、期・無1人、国公臨1人、都臨講1人、非常勤講2人、障0人、推薦他0人)、非掲載16人(正規1人、過去合0人、期・有15人、他0人)。

<特支小学部>
合格者57人中、一次リスト(128人)掲載38人(一般18人、社会人4人、期・無8人、国公臨1人、都臨講1人、非常勤講0人、障0人、推薦他6人)、非掲載19人(正規1人、過去合2人、期・有16人、他0人)。

<特支中技術>
合格者7人中、一次リスト(10人)掲載7人(一般3人、社会人3人、期・無0人、国公臨0人、都臨講1人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載0人(正規0人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<特支中高国語>
合格者12人中、一次リスト(51人)掲載12人(一般5人、社会人4人、期・無0人、国公臨2人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他1人)、非掲載0人(正規0人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<特支中高社会>
合格者15人中、一次リスト(58人)掲載10人(一般1人、社会人5人、期・無0人、国公臨0人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他7人)、非掲載5人(正規1人、過去合0人、期・有4人、他0人)。

<特支中高数学>
合格者13人中、一次リスト(26人)掲載13人(一般7人、社会人5人、期・無0人、国公臨0人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他1人)、非掲載0人(正規0人、過去合0人、期・有0人、他0人)

<特支中高理科>
合格者15人中、一次リスト(20人)掲載14人(一般8人、社会人5人、期・無0人、国公臨0人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他1人)、非掲載1人(正規1人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<特支中高英語>
合格者8人中、一次リスト(39人)掲載8人(一般4人、社会人3人、期・無0人、国公臨0人、都臨講1人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載0人(正規0人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<特支中高保体>
合格者49人中、一次リスト(104人)掲載33人(一般20人、社会人8人、期・無0人、国公臨3人、都臨講1人、非常勤講0人、障0人、推薦他1人)、非掲載16人(正規1人、過去合0人、期・有15人、他0人)。

<特支小中高音楽>
合格者26人中、一次リスト(59人)掲載19人(一般11人、社会人1人、期・無1人、国公臨3人、都臨講3人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載7人(正規0人、過去合0人、期・有7人、他0人)。

<特支小中高美術>
合格者20人中、一次リスト(50人)掲載17人(一般8人、社会人4人、期・無2人、国公臨3人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載3人(正規0人、過去合0人、期・有3人、他0人)。

<特支小中高家庭>
合格者12人中、一次リスト(26人)掲載12人(一般7人、社会人3人、期・無0人、国公臨2人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載0人(正規0人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<特支自立>
合格者4人中、一次リスト(6人)掲載4人(一般2人、社会人2人、期・無0人、国公臨0人、都臨講0人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載0人(正規0人、過去合0人、期・有0人、他0人)。

<養護>
合格者102人中、一次リスト(197人)掲載81人(一般55人、社会人7人、期・無0人、国公臨6人、都臨講13人、非常勤講0人、障0人、推薦他0人)、非掲載21人(正規3人、過去合4人、期・有13人、他1人)。

平成25年度では、一次試験合格者リストに掲載されていない方が二次合格者の4割を超えているのは小中高家庭、3割を超えているのが特支小学部、特支中高社会、特支中高保体です。また、平成25年度東京都公立学校教員採用候補者選考の全体合格者数(東京教師養成塾を除く)2,912名を「一般および社会人特例」と「それ以外の特例」という観点で見てみると、私の計算が確かならば1,666人(一般1,356人、社会人特例310人)対1,246人。単純に一般と特例で比べると、一般より特例の方が合格者数が多い、というのは過去2年と同様でした(平成24年度内訳推測:一般1,356人、特例1,556人)。


25年度合格発表

2012-10-21 11:25:00 | 教員採用試験
一昨日は平成25年度東京都公立学校教員採用候補者選考の第二次選考合格発表がありました。合格された皆様、おめでとうございます。昨年も書きましたが、社会人経験者特例で受験して合格された方は、今後は現在の勤務先の円満退社が目標になります。例年ですと12月初めまでに受験資格確認のための在職証明書を出さなくてはなりませんので、これを勤務先に依頼する時点で「来年3月31日までに退職する」ことを告げる必要があります。ぜひとも計画的に進めていただければと思います。

今年度の都教員採用選考の結果ですが、なんといっても目立つのが5.7倍に大幅上昇した倍率でしょう。昨年が4.5倍、平成23年度が5.2倍、22年度が4.7倍、倍率低下が話題となった21年度が3.6倍ですので、この5年間での最高倍率です。この上昇の理由について、私は、昨今の経済状況により公務員人気が高まったことと、団塊の世代大量退職による教員採用数大幅増加時期がそろそろ終了することが重なったためであると推測しています。

昨年より1.5~2倍以上倍率が上昇した校種・教科・科目等は、中高数学(3.8→7.1)、中高物理(3.1→5.9)、中高化学(3.2→6.0)、高校情報(4.4倍→14.5倍)、高校商業(9.8→15.4)、養護(5.7→11.3)です(昨年倍率が3倍以下の教科は除く)。採用規模が最も大きい小学校の倍率も昨年の3.2倍から4.1倍に上昇し、この5年間で最も高い数字になりました。さらに注目したいのは、小学校で採用見込者数より名簿搭載者(合格者)数が下回り、これまで採用見込者数より400~500人多く合格させていた中高共通でもわずか69人しか上乗せ合格させていないこと。これは、合格しても採用を辞退する人が減った(あるいは減ることを予測している)ためと考えられ、今回の大幅な倍率上昇の原因として推測した「昨今の経済状況により公務員人気が高まったこと」の正しさが裏付けられる変化です。

さて、取り急ぎ、今年度の社会人特例受験者の合格者数と倍率(応募者数ベース)の推測をしてみましたので掲載します。推測手法と注意点はこれまでと同じです。

「平成25年度都教採・社会人特例受験者の合格者数・倍率推測<一般受験>」
※( )内は前年の推測  ※倍率は応募者数(推測)ベース

小学校:96(100)人、6.5(6.9)倍 <499(651)人、7.0(5.6)倍>

中高国語:17(20)人、9.7(10)倍 <98(131)人、9.6(7.6)倍>

中高地歴:15(13)人、14(19.2)倍 <46(90)人、26(14.9)倍>

中高公民:9(9)人、15.6(21.7)倍 <26(35)人、23.1(16.6)倍>

中高数学:17(33)人、8.5(4.8)倍 <82(159)人、11.7(5.4)倍>

中高物理:4(8)人、10(5.6)倍 <25(44)人、7.7(4.1)倍>

中高化学:7(16)人、7.1(3.9)倍 <34(48)人、8.4(4.8)倍>

中高生物:8(8)人、6.3(8.8)倍 <34(36)人、8.2(7.8)倍>

中高英語:35(34)人、8.1(9.1)倍 <150(143)人、7.1(8.3)倍>

中高音楽:1(0)人、20?(-)倍 <15(13)人、20.9(24.6)倍>

中高美術:4(2)人、8.8(17.5?)倍 <17(20)人、15.2(22.5)倍>

中高保体:14(13)人、12.5(13.5)倍 <87(83)人、17.8(19.2)倍>

小中音楽:3(2)人、13.3?(12.5?)倍 <16(17)人、17.2(18.2)倍>

小中美術:3(4)人、11.3?(11.3)倍 <29(27)人、7.8(7.8)倍>

小中高家庭:2(2)人、15?(25?)倍 <13(5)人、14.6(37)倍>

中学技術:7(4)人、2.9(6.3)倍 <19(21)人、3.7(4.5)倍>

高校情報:1(4)人、20?(3.5)倍 <3(2)人、15?(12.5?)倍>

高校商業:3(0)人、15?(-)倍 <2(8)人、45?(7.5)倍>

高校工業機械:4(3)人、3.8(7.7?)倍 <3(1)人、5.7(12?)倍>

高校工業電気:3(1)人、3.3?(15?)倍 <5(3)人、3.4(5.7?)倍>

高校工業建築:1人、10倍? <2人、9倍?>

高校工業工芸:2人、2.5倍? <1人、9倍?>

高校農業園芸:0(1)人、-(8?)倍 <1(2)人、28?(16?)倍>

特支小学部:4(2)人、17(32.5?)倍 <18(7)人、12.2(25)倍>

特支中技術:3(0)人、1?(-)倍 <3(5)人、2?(2)倍>

特支中高国語:4(4)人、5(6.3)倍 <5(11)人、10.2(5.5)倍>

特支中高社会:0(3)人、-(21.7?)倍 <1(4)人、145?(35)倍>

特支中高数学:5(10)人、3(1.5)倍 <7(9)人、2.3(1.9)倍>

特支中高理科:5(7)人、2.2(2.9)倍 <8(5)人、2.1(2.4)倍>

特支中高英語:3(3)人、10.7?(10.7)倍 <4(5)人、7.5(6.8)倍>

特支中高保体:8(6)人、4(5)倍 <20(13)人、6.3(9.2)倍>

特支小中高音楽:1(3)人、18?(4)倍 <11(14)人、3.8(3.4)倍>

特支小中高美術:4(7)人、4.3(1.9)倍 <8(15)人、4.6(3.4)倍>

特支小中高家庭:3(7)人、5?(1.6)倍 <7(9)人、3.1(2.2)倍>

特支自立:2(1)人、2.5?(7?)倍 <2(1)人、2.5?(2?)倍>

養護:7(10)人、23.6(14.5)倍 <55(90)人、18.2(9.7)倍>

今年度の都教採の社会人特例については、全体的に倍率が上昇した高校情報、養護、中高数学、中高物理、中高化学において、同様に倍率が上昇しました。ただ、全体の倍率が大幅に上昇した高校商業については、昨年はいなかった社会人特例での合格者が3人出ています。その他の校種・教科・科目等においては昨年比での大きな変化はありませんが、私が一昨年合格した中高地歴での社会人特例での合格者が一昨年4人(私を含む)、昨年13人、今年15人と年々増加しており、少なくとも私が採用されたことによる悪影響は出ていない模様です(笑)。