


例年、「駐名古屋大韓民国総領事館SNSサポーターズ」 では、
年度末になると “ワークショップ” が開催されます。
今年は、コロナ禍ということもあり、個々の活動ができなかったため、
趣向を変えて、社会見学に行く! という行事に変わりました。

目的地は、滋賀県!
その昔、江戸幕府の招きで朝鮮国から日本へ往復した外交使節である朝鮮通信使が
全12回の来訪のうち、10回を滋賀にある 「朝鮮人街道」 を往復していたそうです。
野洲市から始まるその街道は見渡しがよく、
特に安土城から彦根城にまっすぐと伸びる道からは
広大な風景を眺めることができたそうです。

(朝鮮通信使の一行が描かれた「琵琶湖図」の一部)
そんな街道が存在する滋賀県にお邪魔し、
実際に私たちもその場所に立ち歴史を振り返ってみようという企画です。

「朝鮮人街道」 は、幕府や朝廷らが通る 「御所街道」 とも呼ばれ、
いかに彼らを優遇していたのが分かります。
異国情緒漂わせる色鮮やかな格好で、
団扇や傘やのぼりを持った約500人の行列が
続く同街道は 「縁起のいい道」 とされていました。
当時の移動手段は、徒歩と馬しかなく、往復するのに5ヶ月~8ヶ月も費やし
日本の四季を感じながら移動した使節団と幕府らがどういった交流をしたのか…

バスの車内では、事前に総領事館で用意してくださった
「朝鮮通信使縁地巡り」 セットをいただきました。
この日は、生憎の雨で、カッパまで用意していただき恐縮です。

私たちを乗せたバスは、解説をしてくださる千田 龍彦先生と共に
雨の中、朝鮮通信使への思いをはせて出発しました!
ポチっと押して頂くと皆さんには何もありませんが、しゃかしゃか母がHappyになります

