<トランプ批判記事>
米政権幹部、トランプ大統領の対応を一斉礼賛 民主党「二流のマフィア」と非難
2025年03月01日13時00分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025030100301&g=int
「トランプ氏、同志にあらず」 ウクライナ巡り亀裂深刻―前仏大統領
2025年02月28日19時36分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025022801146&g=int
情報BOX:米ウクライナ首脳衝突、欧州首脳らの反応
ロイター編集
2025年3月1日午前 10:14 GMT+94時間前更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/QVJJO6WVZRPMBJDV45H6V7EAKA-2025-02-28/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こうして見てみると、「米民主党(アメリカ左派)+欧州左派+ウクライナ」の団結ぶりが分かります。
このグループがウクライナ支持と支援を行い戦争を支えてきました。
その理由は、「ウクライナ被害者=絶対正義」「ロシア侵略者=極悪=撲滅」の勧善懲悪プロパガンダです。
これまで何度も書きましたが、現在のウクライナ紛争に至る原因は「2014年ウクライナ暴力クーデター(マイダン革命)」です。当時のバイデン副大統領が主導しオバマ大統領が決定したアメリカの謀略に近い工作です。その目的は親アメリカの西ウクライナ(過激)民族主義者にウクライナ政府を乗っ取らせたうえで、現在のキエフ政府にNATO加盟路線を取らせてウクライナをNATO引き込むことでした。
そこから内戦(ドンバス戦争)が始まり、最後はロシアの軍事侵攻を招き寄せました。
アメリカが、この時点でほぼ違法と思える工作をしなければ2014年暴力クーデターは起きていません。ここから全てが始まっています。直後から欧米は、「ロシア侵略者、ウクライナ被害者」プロパガンダを始めます。
しかし、ロシアはこの時からアメリカの非合法内政干渉を主張しています。西側世界では、虚偽として否定されてきました。
しかし中立の視点から当時を振り返るなら、明らかにアメリカの違法と言うべき工作により2014年暴力クーデターが引き起こされています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
プーチン氏がカール・タッカーソンとの長時間インタビューの中で語ったところでは、当時アメリカがクーデター派を押さえて、ロシアは大統領派を押さえて、早急に選挙を実行してその結果を尊重することで合意が出来ていたそうです。だから当時の大統領は、2014年暴力クーデターに対し警察力や軍隊を投入しての暴徒弾圧は控えました。アメリカは、そのままクーデターを実行させてクーデター派の政権簒奪が成功しました。この時、アメリカが使った工作資金は表に出ている金だけで50億ドルだったそうです。
<この部分は、プーチン氏の主張です。>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スプートニク日本は、過去記事の中で具体的にCIAがどのようにクーデターを主導したのかを主張しています。これも西側では完全黙殺しています。「ロシア侵略者、ウクライナ被害者」プロパガンダで事実の捏造を行いました。
つまり、ウクライナ紛争に関しては最初の事の起こりから今に至るまで欧米の謀略と言うべき要素が非常に強いです。2022年2月のロシアの軍事侵攻にしてもバイデンさんがロシアを軍事挑発して煽り立て、ゼレンスキーが2021年10月26日に「ミンスク2合意」を破棄して東部独立派への武力攻撃を激化させたことが直接の引き金です。
「米民主党(アメリカ左派)+欧州左派+ウクライナ」は、これをプロパンだと事実捏造で胡麻化して自分たちの正義を主張しています。このプロパガンダが瞬間的に西側世界を覆いつくし、ウクライナ絶対支持と支援の流れを作り出しました。この事情を考えると、このプロパガンダは事前に用意されていて、ロシアが国境線を超えた瞬間に一気に拡散したものでしょう。
これが、「米民主党(アメリカ左派)+欧州左派+ウクライナ」が、これまでやって来たことです。目的は、これを理由にしたロシア潰しでしょうね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一方で米共和党は、最初は同調してウクライナ支援に賛成します。
しかし、トランプ氏を始めとして巨額のウクライナ支援に対する懐疑派が増えていきます。2023年秋には懐疑派が主流になりました。もうこの時点で、米共和党は戦争の早期終結を主張し始めます。
「メキシコ国境問題の方が余程大変だ!一体、いつ戦争が終わるのかはっきりしろ!」
と言うのが、大雑把な主張です。
その後もその立場は同じで、やがてウクライナ不支持の流れが出来たのだろうと思います。共和党にしてみるとウクライナ紛争の早期終結は、トランプ氏にとっても上院・下院議員にとっても選挙公約です。トランプ氏が大統領選に勝利し、上院と下院で共和党が過半数の議席を獲得した以上は、現在のウクライナ政策を取るのは既定路線と言えます。
そして米共和党は紛争の原因を調べたと思います。その結果が、「2014年暴力クーデターが主因である」と言う結論です。だから「ロシアは悪くない」し「ウクライナ(実はバイデンとオバマ)が悪い」事になります。そしてロシアのウクライナ侵略(従来の公式見解)は、「ウクライナ紛争」に言葉も変更されました。この意味は、見た目以上に重大です。悪はロシアには無く、双方同じ立場だという解釈変更です。今の欧州とウクライナの主張は正当性が無いことになります。
これは、トランプ政権の公式見解で国連安保理決議でも、G20、G7その他の国際的な重要会議でも同じ見解を繰り返しています。超大国アメリカが一旦、これまでと180度違う公式見解に、ウクライナ紛争に対する認識を変更した以上、トランプ政権の間は、この公式見解は変わりません。
この公式見解に乗っ取ってウクライナ政策やロシア政策が、決められていきます。
だから具体的には「ウクライナ絶対支援・支持」ではなく「戦争の早期終結・戦争の双方に対する中立の立場」に政策が変更されました。
2013年以前の米ロ関係は、協調路線です。東西冷戦時代のような暗い関係を止めるために双方が折り合って協調路線が取られました。G8の時代を見れば分かると思います。
2014年クーデター後は、対立路線に変化しました。
その結果がウクライナ紛争であるとしたら、米ロ対立は緊張と戦争リスクを生み出すだけでヨーロッパの安全保障には害しかないことが分かります。そこでトランプ政権は、公式見解を変更して米ロ協調路線に戻ろうとしています。
これは安全保障の観点から見て、喜ばしいことです。バイデン政権の徹底的なロシア敵視政策は、ロシア側の対応次第では欧州戦争に発展していた可能性があります。ロシアが戦争の拡大を避けたから辛うじて、二国間戦争で収まっています。
「米民主党(アメリカ左派)+欧州左派+ウクライナ」が、これまでやって来たことは戦争の拡大のリスクを高めることでした。イギリスやウクライナは、完全にそれを目論んでいました。
このようなリスクを消すためにトランプ政権は、まずロシアとの国交正常化に動きました。
その次が、ウクライナ紛争の終結です。しかし、これはヨーロッパとウクライナが終戦に同意しなければ実現できません。
もし同意しなければ、アメリカは支援の削減から停止に動くでしょうね❓
ゼレンスキーが、ホワイトハウスで戦争の継続や支援を主張する馬鹿さ加減が分かるでしょう❓
トランプ政権の政策と真っ向から対立するもので、拒否されるに決まっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして民主主義の話です。
こうして見てくると「米民主党(アメリカ左派)+欧州左派+ウクライナ」のグループは独裁主義に陥っていることが分かると思います。ひたすらスローガンを叫び異論や反論を許しません。がっちり言論統制してプロパガンダしか許しません。話し合いも妥協も拒否して、ひたすら自分たちの目標を実現しようとします。戦争に投入する莫大な費用も双方の兵士の犠牲も顧みません。独裁国家、そのものでしょう❓【⇒全体主義】
共和党は反対論を実現しようとしています。反対論があると言う事は、民主主義が機能していると言う事です。
仮にウクライナに50%の言い分があったとしても、ウクライナが負けつつある現状では、最早戦争を継続する意味はなく、出来るだけ早く終わらせるのが正義と言えます。
「勝てば官軍負ければ賊軍」の世界です。負けつつあるウクライナに言い分などありません。
それが嫌ならそもそもロシアの軍事侵攻を招き寄せるような軍事挑発をしなければ良かっただけです。
2022年4月には一旦イスタンブール停戦合意が出来ました、合意を反故にして戦争を続行したのはゼレンスキーです。その後でもロシア側は停戦交渉を申し込めば交渉に応じたでしょう。交渉を一切拒否して来たのは、ゼレンスキーです。どこまで行こうと第三者的な(中立の)視点で見れば、より大きな非は、ロシアではなくゼレンスキーにあります。
だから仲介者であるトランプ氏が中立の視点からウクライナ紛争を考えるのは当然のことです。
そして欧州の安全を考えるならウクライナ紛争の推移とは別個に、ロシアとの外交関係の復活を目指すことは何ら矛盾しません。
ウクライナ応援団は、相変わらず勧善懲悪の戦争遂行プロパガンダを主張してトランプ政権を批判しています。
しかし、世界を見てください。批判しているのは、ウクライナとヨーロッパだけでしょう❓
他の戦争と無関係な国は、アメリカの政策変更を歓迎していると思います。
欧米左派支持のマスコミは、トランプ批判でしょう❓
個人的な考えは、トランプ氏と米政権は第三者的に公平に事実認識して、正しい政策を取っていると思います。
平和を主張する者は、大抵の場合正しいです。
戦争を無責任に煽り立てるものは、悪です。【⇒全体主義、軍国主義】
民主主義など独裁者や独裁的グループだって主張できます。主張する者が、民主主義的だとは限りません。「米民主党(アメリカ左派)+欧州左派+ウクライナ」のグループは、その典型的な事例だと思います。
この連中を放置すれば、どんどん戦争をエスカレートさせていくと思います。
その先に、何が見えますか❓
(トランプ政権は、それを防ごうとしています)
※関連日記目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27