ロイター ウクライナ、米と鉱物巡り「暫定」合意 「安全の保証」は盛り込まれず
ロイター編集 2025年2月27日午前 3:59 GMT+96時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/CQPCDZTCVBJAPGNRXHBHEQ23HY-2025-02-26/
スプートニク日本
米国の支援は助成金、債務ではない=ゼレンスキー氏
2025年2月27日, 10:51 (更新: 2025年2月27日, 11:53)
https://sputniknews.jp/20250227/19610565.html
(ゼレンスキー氏は28日に訪米すると報じられているが、今回の会見で訪問の意向は示さなかった。) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ウクライナの鉱物資源その他についてのアメリカとの合意は、まだ出来ていないようです。
アメリカ側からフライング情報がリークされている模様です。
トランプ政権は、これまでウクライナに供与した金額を全額債務にするよう主張しています。総額も相当膨らませているようです。「出した金額+相当な利益」ですから、相当あくどいです。
実際には2023年度までに出した分は、無償供与だろうと思います。2023年秋、共和党がウクライナ支援予算の審議をストップしました。年末まで予算が通らずウクライナへの武器支援が出来ずにウクライナ軍が劣勢になった事がありました。この時妥協の条件としてどの程度か不明ですが、無償ではなくローンにすることでやっと合意が成立し予算を議会が議決した経緯があります。その後の供与分についても、どの程度がローンなのか不明です。
だからゼレンスキーが、これまでの分は「債務=借入」ではないと主張するのは、おそらく正当だと思います。
しかし、少しでも多く回収したいトランプ政権は、債務にしようとしています。 ウクライナは、今後の支援と停戦後の「安全の保証」を条件に「資源協定を認める」考えだったと思います。
ところがトランプ政権は、「安全の保証」は米国抜きでヨーロッパがやる・と言う立場を崩しません。
『ただ、ロイターが確認した25日付の合意案には「米政府は永続的な平和を確立するために必要な安全の保証の獲得に向けたウクライナの努力を支持する」と記すにとどまっており、米国は独自の安全の保証を確約していない。』 と言うことで合意は出来ていないようです。 意味不明なトランプ政権の主張は、何なのか❓
<以下は、私の推測です>
ゴチャゴチャやって、ここに世間の目を引き寄せているのだろうと思います。 どう考えてもアメリカの主張は、無理筋ですからトランプ氏も、「上手く行ったら儲けもの」程度の期待しかしていないと思います。そのためかゼレンスキーも28日の訪米には言及していないようです。
「行きました。合意来ませんでした。」では、何の意味もありません。 要は、注目度の高いゼレンスキーを煙幕に使っているのだろうと思います。
ロイター
ロシアと米国、外交関係回復へトルコで27日協議 ラブロフ外相表明
2025年2月26日午後 9:24 GMT+916時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/HVC6JLWDRBIITESKYJ3QWZ772I-2025-02-26/
『ロシアのラブロフ外相は26日、米国との外交関係回復に向け両国の代表団が27日にトルコのイスタンブールで協議すると明らかにした。』
昨日が、協議予定日です。「外交関係回復」は手続の問題であり、これは単なる表向きの理由でしょう。 トランプ氏は盛んにロシア・ビジネスについて触れています。ロシア側も資源開発に参加するアメリカ企業を歓迎すると発言しています。占領地の開発まで参加して良い・とオマケ付きです。
ロシアには、ウクライナよりもっと多くの地下資源が未開発で眠っています。北極海の石油や天然ガス開発もこれからです。
ロシアの資源ビジネスは、「美味しいところ!」、満載です。テンコ盛りと言っていいでしょう。資源・エネルギー大好きのトランプ氏は、「涎が垂れている」と思います。
私の推測では、イスタンブールで今日話し合われるメーン・テーマは、これだろうと思います。 余計な邪魔が入るといけないから、ゼレンスキーの話を盛り上げて、そっちに世間の注目を集めているような気がします。
そして密かにアメリカとロシアが、資源・エネルギーの儲け話の相談をするのだろうと思います。
ウクライナの話は、これから停戦から終戦に持って行って小うるさいウクライナを納得させて、面倒なことが多いです。金がない割には、欲だけは人の3倍くらい強いですからね❓
ウクライナ紛争での、「おねだりされまくり」には、うんざりでしょう。
それよりビジネスライクにロシアと話をした方が、余程いい訳です。
ウクライナの件は、後回しでしょう。
日本も早いうちからアプローチした方が、いいと思います。ヨーロッパの有象無象が来ないうちなら割り込みやすいでしょう。トランプ氏に胡麻を擦って、仲間に混ぜてもらうとかね❓ 企業なんか、さっさとロシアにコネ付けするべきだと思いますよ。ロシアも日本の企業の進出を希望していると思います。
ユニクロなんか、一番先に声をかけられていました。
と言うわけでトランプ氏は、ウクライナのことは「終わった事」で、ほとんど気にしていないと思います。むしろ、ウクライナをネタに裏でロシアとビジネスの話を進めると思います。
やはり戦争屋大統領(バイデン)とビジネスマン大統領(トランプ)では、やることが正反対です。 平和でないと金儲けは、出来ないと言う事です。
戦争を煽りまくった米民主党+バイデンと欧州左派は、本当に愚かだと思います。 一番、儲けたのは中国ですからね❓
(アメリカは武器メーカーはボロ儲けしましたが、国としては大赤字です!)
※関連日記目次 「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27