「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

トランプ氏の米軍制服組トップ解任を元国防長官5人が非難との記事を細かく見ると❓<2025・03・01

2025-03-01 20:54:55 | アメリカ合衆国

ロイター
トランプ氏の米軍制服組トップ解任、元国防長官5人が非難
2025年2月28日午後 1:19 GMT+931分前更新
https://jp.reuters.com/world/security/NG4XPD5HU5M73PUVTMT7F7PP2U-2025-02-28/
BBC
マティス米国防長官、辞意表明 トランプ氏と方針対立
2018年12月21日
https://www.bbc.com/japanese/46643300
(一部引用)
マティス長官は2月末に退任する意向を辞表で示し、「同盟国を尊重」し、「共同の防衛を提供するため、アメリカの力のあらゆる道具」を使うことの重要性を強調。トランプ氏に向けては、「こうした事柄について、そして他の事柄についても、もっと自分自身の物の見方に近い国防長官を抱える権利があなたにはあるので、私は辞任するのがふさわしいと思います」と書いた。
長官はさらに、「この国の力は、独特で包括的な同盟関係や協力関係と、不可分に結びついていると、その核心的信条を私は常に抱えてきました。自由世界において米国は不可欠な国ですが、それと同時に、強力な同盟関係を維持し、その同盟国を尊重しないことには、自国利益を守れないし、自由世界における自分たちの役割を果たせません」と書いた。
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BBC
マティス前米国防長官、雑誌寄稿でトランプ氏を強く批判
2020年6月4日
https://www.bbc.com/japanese/52916369
(引用)
これに対しトランプ氏はツイッターで反撃。「私とバラク・オバマの唯一の共通点は、世界で最も過大評価されている退役大将であるジム・マティスを、光栄にも解雇したことかもしれない。辞表を書くよう命令し、素晴らしいことだと感じた。彼のあだ名は『ケイオス(混沌)』だったが、嫌いだったから『狂犬』に変えたんだ」と非難した。
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ジェームズ・マティス(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9
(引用)
『しかし、後にオバマ政権と対イラン政策をめぐって対立し、解任となる。イランとの核合意に反対し、イランをISIL以上の脅威と考えるマティスの姿勢が原因とされる。 』
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元国防長官が5人も非難すれば、いかにもトランプ氏が間違った人事をしている印象があるでしょう。
しかし、過去16年のうち12年民主党政権だったので、全部民主党寄りの国防長官です。
ジェームズ・マティス氏はトランプ第1次政権時代の国防長官ですから共和党だと思うでしょうけれど、オバマ大統領時代にアメリカ中央軍司令官に就任しましたが、オバマ大統領の政策反対し解任されています。
トランプ氏にも、やはり対立する立場を取り就任から約2年後解任されています。
実質的に5人とも民主党の息のかかった国防長官と言えます。

民主党の選ばれた元国防長官が4人と将軍1人がトランプ氏の人事を批判しても党利党略に見えてしまいます。
更に酷いことには❓
(ロイターから引用)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トランプ大統領が米軍制服組トップのブラウン統合参謀本部議長らを解任したことについて「無謀」だと非難、議会に対し後任人事を承認しないよう求める書簡を出した。
書簡はトランプ氏が政治的に中立な米軍を党派政治の道具にしようとしていると批判。
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これはアメリカ国防省派閥のの民主党寄りのグループが非難しています。政治的に中立であるようには見えません。
単に民主党寄りの制服組幹部を擁護しているようにしか見えません。
アメリカ軍が政治的に中立であるとは、限りません。ウクライナ関係ではCIAと組んで暴走しているようにも見えます。2014年ウクライナクーデター後は、果たして第1次トランプ政権に従っていたのか疑わしい部分もあります。
現在ですら、トランプ政権に忠実であるとは限りません。

 

Hara blog
 2025年02月26日23:52
米軍、ウクライナへの軍事物資の横流しルートを多様化
https://hara.livedoor.biz/archives/52344314.html
トランプ政権からウクライナへの武器供給を絞るよう指示が出ていると思います。
これを回避してウクライナへの武器供給を続けるために迂回ルートを探しているようです。

 

アメリカ軍のどこが政治的に中立ですか❓
米民主党の政策には従順なようです。
これは大統領の意思に明らかに背いています。
更迭される幹部が、もし隠れて米民主党の政策を続けようとしていたのであれば、更迭と入れ替えは当然のことであり大統領又は国防長官の人事権の範囲の普通のことです。
こうであると「仮に」するなら、ロイターのこの記事は、物凄い「捏造記事」です。

少なくとも民主党寄りの元国防長官4人と、誰にでも反抗する元国防長官1人がトランプ政権の米軍人事を批判したところで、党利党略とみなされても仕方ないと思います。そして民主党国防省派閥の政治介入です。

こうして見てくると、批判されるべきは、トランプ氏でしょうか❓
それとも批判している五人組でしょうか❓

簡単にメデイアの記事を信用しないでほしいと思い書きました。
ロイターはかなり信頼度の高いメデイアだと個人的には、考えています。だから引用はロイターの記事が一番多いです。それは私のメデイアへの信頼度です。
しかし、信頼度の高いメデイアであろうと、時にはミスリード記事も交じりますし、偏向記事も交じります。これは、やむを得ないことです。だから情報を受け取る側が、自分でチェックする必要があります。ミスリード記事と偏向記事は、どのメデイアにもあります。ロイターは少ない方です。
堂々とプロパガンダを垂れ流しているメデイアもあります。
日本のマスコミは、全部そうですね❓(しかもサイズが大きいほど悪質です)


※関連日記目次
項目「アメリカ合衆国」の目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce

 

 

 


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