①露、ウクライナのスホイ27戦闘機を破壊 軍飛行場の5機、弾道ミサイル使用
2024/7/2 17:24
https://www.sankei.com/article/20240702-7IS3KD65ENLRTLSCVB4PM2ALP4/
②NATOがエイブラムス戦車85両を含む機甲旅団をポーランドに配置、ロシアの動きを牽制
2024年7月2日(火)14時54分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/07/post-104928_1.php
戦闘には、前線で戦われる兵士同士の戦闘と前線の後方で相手の兵站(補給)を攻撃する戦闘と二つあります。
補給路を攻撃する、相手の軍事物資備蓄基地や拠点を攻撃する、その他軍事拠点を攻撃する戦闘においては2022年~2023年の半ばまでは、ウクライナ軍が圧倒的に勝っていました。
ところが前線が膠着するとロシア軍が精密誘導兵器の妨害装置を効果的に配備してウクライナ軍の優位は失われました。徐々にロシア軍の後方の攻撃が成功しなくなりました。
ロシア側の輸送力の増強もあり、兵站の戦いでは現在は、ロシア軍が優位と言えます。ロシア軍の前線で物資や武器の不足の声は聞こえなくなりました。
一方で、ウクライナ側の方です。
今、ウクライナの補給はポーランド経由でくる武器や物資が多いです。
以前とは異なりウクライナ側の補給距離の方が、長くなりました。
①の記事は珍しいです。メデイアが個々のロシア軍の攻撃についてリアル・タイムで報道することは、ほとんどありません。今回の攻撃は、やたら報道が速かったです。
「さっさと、F-16戦闘機をよこせ!」
と言うウクライナの主張だろうと思います。
多分、ロシアの戦闘機を攻撃するためにまとまった機数が集結していたんでしょうね。普通なら、ミグ29を1機破壊したらロシア軍は大戦果です。
まとめて複数の機体を破壊したのは初めてだと思います。
<WARNEES247」の報道では、こうなっています。>
「ロシア軍はウクライナ空軍基地を破壊的な攻撃で攻撃し、7機のSu-27が破壊され、パイロット14名が死亡した。 (ビデオ)
https://warnews247-gr.translate.goog/war-monitor/oukrania/thanathforo-rwsiko-purauliko-plhgma-se-oukranikh-aeroporikh-bash-katastrafhkan-epta-su-27-nekroi-14-pilotoi-vid/?_x_tr_sl=el&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc
特に今年になってからウクライナ軍側の被害を多く聞きます。最近では、西側の武器やミサイルを大量に輸送していた複数の列車が、停車中にミサイル攻撃を受けて相当の量の武器などが破壊されたようです。またそこが荷下ろしの拠点駅だったようで周辺も攻撃されて、損失はさらに増えたようです。
③『ロシア、NATO装備を満載したイスカンデルM列車を攻撃:HIMARS、M270 MLRS、Leopard、Buk M1、TOMA BMP-2、M-113で大損害』
ドンバスのウクライナEDの物流問題が深刻化
2024 年 1 月 7 日 | 11:05
https://warnews247-gr.translate.goog/war-monitor/oukrania/h-rwsia-eplhkse-me-iskander-m-trena-gemata-natoiko-eksoplismo-katastrafhkan-himars-m270-mlrs-leopard-toma-bmp-2-kai-m-113/?_x_tr_sl=el&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc
「ロシア情報筋によると、軍用列車への攻撃は過去24時間で3回目。最初はザポリージャ地方で、もう一つはハリコフで開催された。」
「同時に、ニコラエフ近くのシェフチェンコヴォ居住地地域で、ロシアの諜報員がM270 MLRS MLRSの位置を突き止めた。」
特にここ3か月くらいのうちにウクライナ軍の備蓄基地や拠点が攻撃されるケースを、よく聞くようになりました。
このような情報は衛星写真では手に入りません=分かりません。
人間による偵察と確認が必要です。
急にロシア側のスパイ網が優秀になったことになります。
しかし、そんなに簡単にロシアがウクライナ国内にスパイ網を組織するのは不可能です。
では、どうして❓
ここである問題が思い浮かびます。
ウクライナが誘拐するように強制連行して兵士を集めているのは、南部と東部です。これは悲惨なほど酷いです。何故、南部と東部かと言えばウクライナ過激民族主義者の根拠地と言える地方は、西部と中部だからです。親ロシア的な人間の多い地域から強制徴兵しています。
だから最近の新規に編成された部隊は訓練もろくにされていませんし、戦意は乏しいと言えます。
最近では、トレツクТорецьк (ジェルジンスク)方面の戦場で6個大隊が戦闘を拒否して、勝手に後退したようです。
大隊ごと降伏した部隊もありました。
このような傾向は、ここ2か月多く見られるようです。
こう言ったことを考えると、主に東部と南部のウクライナ軍の後方が、頻繁にロシア軍のミサイル攻撃に狙い撃ちされる理由が、想像できると思います。
<以下は、私の推測です。この点誤解のないように>
ロシアのスパイ網が拡充されたのではなく、「ロシアの目」が増えたのだろうと思います。
①の航空基地攻撃でも地域住民の協力があれば、より簡単にできます。
ジェット機の爆音を聞いていれば、今基地に戦闘機がいるかいないか❓少ないか多いか❓
簡単に分かります。
それをロシア軍に通報する人がいれば、ロシア軍にとっては大助かりです。
③の記事の列車攻撃でもそうです。
列車の運行路線や運航予定は、ロシア側でも分かると思います。しかし、現時点でどこにいるかはリアルタイムでは分かりません。だから、これまでは軍用列車に対する攻撃は余り聞きません。
今回の攻撃では、大量の西側の武器やミサイルなどが効果的に破壊されました。
事前にロシア側に通報してミサイルの準備をさせて、攻撃現場から停車中の列車の位置を通報すれば、即座にミサイルを撃ち込めます。
住宅地に隠された備蓄倉庫もそうです。
備蓄倉庫の位置を事前に知らせておいて、いい加減運び込まれた時点でタイミングを連絡すれば、即ミサイルが飛んできます。
実際に住宅地の備蓄倉庫や兵士の待機所、司令部などは特にハルキウ北部戦線では、頻繁に攻撃されて相当なウクライナ軍の損害が出て居ると思います。
ロシアのスパイ網が急に拡充したから、こうなっているとは私には思えません。
戦争を終わらせることを望む「ロシアの目」が増えたのだろうと、個人的には推測しています。
東部と南部には、ロシアに帰属したい人間は相当数残っていると思います。
ロシアの情報部がウクライナ侵攻前に隠れた行ったウクライナ人のアンケート調査によると・・・
ウクライナ政府支持ー3分の1
ロシア支持ー3分の1
ノンポリー3分の1
ガチガチのウクライナ政府支持は、特に東部と南部では3分の1程度しかいないと言うことです。
「ウクライナが誘拐するように強制連行して兵士を集めているのは、南部と東部です。これは悲惨なほど酷いです。何故、南部と東部かと言えばウクライナ過激民族主義者の根拠地と言える地方は、西部と中部だからです。親ロシア的な人間の多い地域から強制徴兵しています。」
こんな事をしていたら、どうなります❓
3分の2が、考えを変えて戦争の早期終結の方法を考えて、実行している人もいるとしたら❓
※あくまで、以上は私の個人的な推測にすぎません。
町が破壊され続け、兵役可能年齢の男性の強制連行が酷くなりました。根こそぎ・のようになっています。
こんな事は、もう終わらせよう・と考える人が増えても不思議ではありません。
※②の記事は、NATOがポーランドとルーマニアの基地を強化しているという話です。詳しくは、また今度。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27