「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

アゼルバイジャンがナゴルノ・カラバフ地区に国連派遣団を招請<2023年9月

2023-10-01 10:08:40 | ロシアと周辺国

アゼル、国連派遣団を招請 「近日中に」カラバフ訪問へ
2023年9月30日午前 2:53 GMT+99時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/SDAKJSH65JOSZB5LYFEYV7AN7I-2023-09-29/

この事件は、呆れて推移を見ています。
侵略戦争に負けたアルメニアは、被害者のような顔をしてアゼルバイジャンを非難するのに持ち出す言葉が、「民族浄化」です。アゼルバイジャンが民族浄化を意図していると言うわけです。

軍事侵略していた30年以上の期間にアルメニアが行ったアゼルバイジャン人や他の民族に対する民族浄化的残虐行為やアルメニア系以外の民族に対する弾圧による迫害や居住地からの追放は、完全に無視しています。この30年以上の期間にアルメニア領に居住していたアゼルバイジャン人やクルド人は、ほとんど迫害を受けてアルメニアの外に追放されました。

そのようなアルメニアの犯した犯罪行為は、なぜか軽く無視しています。国際社会の一部にも(特にアメリカと西ヨーロッパ)見られます。

そのような疑惑を晴らすためにアゼルバイジャンは、国連派遣団を招請を招請しました。要は、ちゃんと現地の様子を見て欲しいと言うことでしょう。

アゼルバイジャン領内の30年以上アルメニアに軍事占領されてきた地域は、ナゴルノ・カラバフ地区だけではありません。2020年戦争でアゼルバイジャンが領土を奪還するまでは、アルメニア寄りのかなり広い地域をアルメニアが支配していました。当然、アルメニア軍も越境して駐留してきました。

問題の本質は、アルメニアの軍隊を使ったアゼルバイジャン侵略です。今、ロシアがウクライナに対して行っている軍事侵略と全く同じことを、アルメニアが30年以上行ってきました。

アゼルバイジャンは、軍事力で侵略された自国領を2020年戦争でやっと奪還し、今回ナゴルノ・カラバフ地区のアルメニア系武装反政府勢力を武装解除して、やっと国内の主権を全部回復することが出来ました。

アルメニア系武装反政府勢力を擁護することは、ウクライナ領のロシアの占領地域にいるロシア系住民を擁護するのと、全く同じです。

ウクライナ領をロシアが軍事支配している地域のロシア系住民を擁護する気になりますか?
むしろウクライナが領土を回復して、これまでウクライナ政府に反乱してきたロシア系住民をロシア領に追放するべきだと思うでしょう。
それとアルメニア系武装反政府勢力は同じだと言うことです。

そしてアゼルバイジャンの報復的民族浄化の危険を言い立ててアルメニア系住民に恐怖を巻き散らかしています。武装反乱に無関係であったアルメニア系住民はアゼルバイジャン政府に従うなら、これまでの通り居住が許されると思います。アゼルバイジャン政府は繰り返し、そのように発言しています。

結論、恐怖のプロパガンダが行き届いてアルメニア系住民の大量脱出が続いています。

あるいは、武装反乱にほとんどの住民が加担していたのかと思えてしまいます。アルメニア系武装反乱勢力が、これまでアゼルバイジャン領内で行ってきた残虐行為や迫害行為は、報復を恐れるのに十分すぎるほどです。

アルメニアやアルメニア系の人々からは、ロシアに対する恨み言ばかり一方的に聞こえてきます。しかし、これまでアルメニアは、アゼルバイジャンへの軍事侵略のために最大限ロシアを利用してきました。小国のアルメニアが単独で30年以上も侵略戦争を継続できるわけがありません。

しかしアルメニアは、最近アメリカに乗り換えようとしています。ロシアからの支援が少なくなったからです。ロシアは、この紛争に関与するバカらしさに気が付いたと思います。散々アルメニアに貢いできたのにアメリカに乗り換えられたら、単に損をするだけでしょう?

アルメニアは、狡猾に二股膏薬をやろうとしましたが、ロシアにあっさり見限られたというわけです。30年以上ロシアがアルメニアにつぎ込んできた資金や武器は、累計すれば膨大だと思います。その恩を忘れてアメリカにすり寄れば、どうなるか?
ロシアが支援を打ち切るか、縮小するに決まっています。狡猾な二股膏薬には、跳ね返りの懲罰があるに決まっているでしょう?

『「ロシアは助けてくれない」 小国アルメニア、西側参加望む声も』
2023年4月22日 19:00 発信地:エレバン/アルメニア [ アルメニア ロシア ウクライナ アゼルバイジャン ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3460525?pid=25573439&page=2

余りにも身勝手なアルメニアの侵略主義であり、狡猾な二股膏薬です。

セルビアやロシアと、全く同じです。
どうしてアルメニアだけが、悪事をきれいに無視されて同情されるのかが、分かりません。

プロパガンダの成功と言うべきかもしれません。
この件に関して公平中立なメデイアは、皆無です。

アルメニアの持ち出すのは、オスマン・トルコのアルメニア人虐殺です。
『アルメニア虐殺から106年、たいまつ掲げ市民ら首都行進』
2021年4月24日 18:57 発信地:エレバン/アルメニア [ アルメニア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3343763?cx_part=related_yahoo
しかし、これはオスマン・トルコ時代の事件であり一方の当事者は、オスマン・トルコです。その後継国であるトルコの責任を追及するのは、分かります。
しかし今となっては無関係なアゼルバイジャンに罪をなすり付けるようなイメージ戦略を展開してアゼルバイジャンを悪者に仕立て上げようとします。
アルメニアが、ここ30年以上行ってきた悪事は隠してしまいます。

普通に、おかしいでしょう?

2023-09-26
アゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ紛争についての欧米の偏向報道への疑問<2023年9月
https://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2023/09/26/144024

2023-09-15
ナゴルノ・カラバフ紛争のメモ
https://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2023/09/15/185150



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。