ゼレンスキーが国連総会出席前から盛んに「勝利計画」を主張しています。
しかしメデイアの記事は「勝利計画」と書くだけで内容は、ぼかしています。
①ウクライナ大統領、対ロ戦争終結の「勝利計画」策定完了
By ロイター編集
2024年9月19日午前 8:06 GMT+97日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/FKS4336J6JN5JN2N6CNC7RLSGQ-2024-09-18/
こう聞けば何か凄い計画があるのか❓と思うでしょう。
これがゼレンスキーの騙しのテクニックです。
衆目を集めて、何かあるように見せかけます。
実際は、このような事です。
②ウクライナ大統領、長距離兵器の使用許可が「勝利計画」の鍵 訪米控え
2024.09.23 Mon posted at 09:22 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35224158.html
アメリカや英仏が供与した長距離ミサイルでの、ロシア領攻撃を認めて欲しいと言っているだけです。
これは、ゼレンスキーが以前から主張していることです。
それを「勝利計画」をあたかも新しく作り出したかのように言っているだけです。
単に注目を集めて、同じことを要求しているのです。
(これには、応援団がいます。)
④ウクライナの長射程兵器使用、ポーランドが制限解除求める
By Daphne Psaledakis, Barbara Erling, Simon Lewis
2024年9月13日午前 7:46 GMT+92時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/Q55R7TF2HVPXDMFISOT3MKKMUA-2024-09-12/
⑤ウクライナ、長距離兵器でロ領内攻撃する軍事的理由ある=NATO高官
By ロイター編集
2024年9月15日午後 1:24 GMT+911日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/L4BNLAKW4ZOYFNVAKIN4JHESPM-2024-09-15/
⑥バイデン大統領への圧力高まる 長距離兵器によるロシア領攻撃容認求め
2024.09.12 Thu posted at 10:03 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35223817.html
(上院外交委員会の委員長ベン・カーディン氏(民主党)民主党のジーン・シャヒーン上院議員
超党派の議員団)
⑦英首相、ウクライナの露攻撃で長射程兵器使用容認を要請か バイデン氏は慎重姿勢を維持
2024/9/14 10:06
https://www.sankei.com/article/20240914-QZIQID3N75OEVHXRQHCPUSEOGM/
※ロシア側の反応
③ロシア、通常兵器の攻撃受ければ核使用を検討 プーチン氏が警告
By ロイター編集
2024年9月26日午前 5:40 GMT+98分前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/GW6UGWGZPJOPHA4TMSDK7HDOME-2024-09-25/
西側はロシアと「直接」戦争、長距離攻撃容認なら プーチン氏が警告
By Andrew Osborn, Guy Faulconbridge
2024年9月13日午前 6:56 GMT+917分前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/YVSJETOCAJL3FFFQR3JPEOSTZ4-2024-09-12/
※ロシア側は、「アメリカや英仏が供与した長距離ミサイルでの、ロシア領攻撃を認める」ならば、ロシアとNATOの直接戦争になると警告しています。
これと同じことをロシアの国連大使が、国連でも警告しました。
おそらくロシアは、西側のミサイル攻撃を受けたなら(推定)ポーランドのNATO基地などに報復のミサイル攻撃をすると思います。
それに対してNATOが更にロシアを攻撃した場合のことを言っているのが③の「核使用を検討」すると言う警告です。
つまり、アメリカが西側のミサイルを使用してのロシア領攻撃を認めて、ウクライナがロシア領攻撃を実行したなら、ほぼ確実にポーランドは、戦争に巻き込まれると思います。
その後、NATOがどうするかで、場合によってはロシアが戦術核を使用することもありうると言うことです。
ゼレンスキーの言い分は、これがロシアのはったりで実際には、やらないと主張しています。
だから、認めろ!と主張しています。
実際には、ロシアは確実に(推定)ポーランドのNATOの支援基地を報復攻撃すると思います。
こう考えてくるとゼレンスキーの「勝利計画」の隠された中身が分かります。
戦争を拡大してNATOを参戦させることです。
つまり、戦争の拡大を目的としています。
それを支持するのが、④~⑦などです。
ポーランドなどは、自分が真っ先にロシアの報復の対象になる可能性があるのに、認めるよう主張しています。
ポーランドもウクライナ紛争への参戦を望むと言っているのと同じです。他も同様です。
バイデンさんが、「アメリカや英仏が供与した長距離ミサイルでの、ロシア領攻撃を認める」ならば、確実に戦争は二国間から多国間に拡大します。
これがゼレンスキーの「勝利計画」の内容です。
その意味で今回のゼレンスキーの訪米は、ヨーロッパの運命の分かれ道です。
戦争拡大を望む声の方が大きいのには、呆れます。
好きにしたらいいと思います。
日本政府は、手を引くべきでしょうね。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27