「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2016年米大統領選へのロシアの干渉とその背景<2024/09/08

2024-09-08 14:01:43 | アメリカ合衆国

①2016年アメリカ合衆国大統領選挙におけるロシアの干渉
https://ja.wikipedia.org/wiki/2016%E5%B9%B4%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8%E6%8C%99%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%B9%B2%E6%B8%89
②米大統領選介入が成功した理由:2016年、ロシアはトランプ勝利と「分断」も狙った
2024年3月14日
https://www.fsight.jp/articles/-/50477
(2014年から米国内にSNSのアカウント)

2016年のアメリカ大統領選挙にロシアが干渉したのは、事実と考えて間違いないと思います。
しかし、何故ロシアが後日分かるような見え透いた内政干渉をしたのかについては納得のいく説明は、ありません。

説明できない何かがありそうです。
肝心な部分は誰も説明しません。
説明するとアメリカの非合法工作も説明しなければ、ならないからです。だからロシアが干渉した理由については、お茶を濁すような説明しか出来ません。

②の記事にヒントが書いてあります。
2014年からロシアは、米国内にSNSのアカウントを作り準備をしています。
2014年に何がありましたか❓
これが答えです。
答えは後で書きます。

2016年のロシアのアメリカへの内政干渉は、ある出来事に対するロシアの報復(または復讐)です。
報復(または復讐)の対象は2014年当時アメリカの大統領であったオバマです。しかしオバマは出られませんので代わりにヒラリーが報復の対象になりました。

要は米民主党に対する報復であり特にトランプを支援したわけではないと思います。共和党の候補であれば誰でも良かったのだろうと思います。
アメリカにとっては運悪くその時の共和党候補が最悪のトランプだったというわけです。

この点について世間では、すごい誤解をしていると思います。ロシアがトランプだから大統領選で支援したわけではなく、共和党候補だから民主党のヒラリーを勝たせないために支援しただけです。
それほどロシアがトランプに何か期待しているわけでもトランプを利用して何かをする意図もないと思います。

だから2020年大統領選挙ではロシアは全く介入していないと思います。おそらく今回も介入はしていないし介入する気もないと思います。
報復は一回だけで十分だからです。

私も引っかかりましたが、トランプが大統領になったらウクライナ紛争を止めさせる話です。
ロシアは、それを期待しているような話になっています。
ハンガリーのオルバン首相が、ウクライナ・ロシア・トランプと訪問し、その橋渡しをしたような形跡があります。
それとロシアがトランプの介入を望むかどうかは、別の問題です。

ロシアが戦争が長引いて困っており停戦に介入してほしいなら、トランプに期待するかもしれません。
しかし冷静に考えるなら現在戦況は明らかにロシア有利であり、戦争継続にロシアが困っている様子は見えません。
戦争が長引いて困るのは、既に国家破綻しているウクライナであり、ウクライナ支援が重荷になり経済が不況になりつつあるヨーロッパです。移民問題と貧困が絡んで社会不安が増大し極右勢力がどこの国でも台頭しつつあります。
戦争の悪影響を大きく受けているのは、むしろヨーロッパの方です。

こう考えるとロシアの本音は、ハリス氏が当選してアメリカのこれまでの路線を踏襲して戦争が継続することだと思います。
むしろ停戦話は、せっかくロシアの思い通りに推移してる戦争の邪魔でしかないと思います。
ロシアの今の目的は、ウクライナとヨーロッパが二度とロシア潰しなどと言う不届きなことを考えないように(経済的に)叩き潰すことだろうと思います。
「プーチンさん、許してください!もう、悪いことは金輪際致しません!」
このように話を持っていきたいはずです。

だから世間で言われていることは、まるで正反対だと思います。トランプの強引な停戦押し付けを強く望んでいるのは、ウクライナであり足抜けが出来なくなったヨーロッパだろうと思います。
そうして欲しいから「トランプ=終戦」の情報を拡散しているのだろうと思います。

世間が言うほどトランプをロシアが支持したり何かを期待しているようなことは、全然ないと思います。誰だって予測不能のゲテ物・トランプを好みはしないでしょう。
それは、ロシアとて同じです。

※さて、これではなんだか全然分かりませんね❓
単に世間話をしつつトランプとロシアの関係を見てみただけです。結構、こう見ると世間で言われていることと全然違うでしょう❓
ただし、これは私の推測にすぎません。

※2014年に何があったか❓
2014年ウクライナ・クーデター
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8A%E5%8E%B3%E3%81%AE%E9%9D%A9%E5%91%BD

このクーデターが実際には、どのようなものであったかを知るならば、ロシアの報復の理由が分かります。
ヒントは、以下の記事の中に書いてあります。
『2月25日ニューヨーク・タイムズ紙の記事についてのスプートニクの記事<ウクライナ紛争2024.3.12』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/98bff74d894c1bb1baeed18e35167dfa
『2月25日ニューヨーク・タイムズ紙のウクライナにおけるCIAの活動に関する記事<ウクライナ紛争2024.3.12』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6bdadc066170ebf038e9bd3d4c42a88e
『元CIA分析官のラリー・ジョンソン氏とは❓<ウクライナ紛争2024.3.12』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/9af39aad7bd5aa11e402af8d5496ac1f

※直接関係ありませんが、参考日記
ウクライナに眠る巨額の鉱物資源<ウクライナ紛争2024.06.12
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/754e9f6ec9be46288c1875dca378937f
ウクライナ紛争の背景②戦争が終わらない理由(塩原俊彦氏の投稿記事)<ウクライナ紛争2023.12.31
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/fcc70d7b4e6b2d14af50120afb2f95b1
ウクライナの2014年クーデターからウクライナ紛争を振り返る(国外に出たウクライナ難民)<2023.12.14
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2b34425ed3fa9a8dda706779d1ce0d1
ウクライナ紛争の本質をズバリ!書いた記事(遠藤誉筑波大学名誉教授/理学博士)<2023.11.29
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/fdadeb86a7e5ad079199e3e835525ee8


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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