航空万能論の記事を、別件で書いてしまったのでついでに書きます。
ブログのためのアピール
『航空万能論GF』
https://grandfleet.info/
2023.12.22
バフムートの戦い、チャシブ・ヤールまであと2kmの位置にロシア軍が到達
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-bakhmut-russian-army-reaches-position-2km-from-chassib-yar/
ウクライナ軍にとって不味い状況が発生しつつあります。
今年前半のロシア軍は、チャシブ・ヤールChasiv YarをルートT-0504の南側から攻めて、かろうじてウクライナ軍が防衛に成功しました。そのためまだウクライナ軍が、バフムト西の郊外を維持しています。
バフムトの西のチャシブ・ヤールChasiv Yarを、仮にロシア軍が攻略すると・・・
更に西の軍事拠点のコンスタンチノフカКостянтинівкаへの進撃路が開けます。
更には、裏道のルートO-0506がチャシブ・ヤールChasiv Yarの東で分岐して北のクラマトルスクКраматорськ方面への進撃路も開けます。
チャシブ・ヤールChasiv Yarは南に対しては高台になっていて強い防御力を発揮します。今年前半にウクライナ軍が防衛に成功したのは、それが大きな理由です。
その失敗があるのでロシア軍は、標高差の少ない裏道のルートO-0506方面から攻撃しています。南ではなく東方向から現在、攻撃して進撃中です。
行われている戦闘は陣地(塹壕)戦ですから普通は、それほど速くは進撃できません。ところが、この方面ではロシア軍の進撃がかなり速いです。
と言うことは❓
ロシア軍は、ここに大きな戦力を投入してウクライナ軍を圧倒している状況が浮かんできます。おそらく東部戦線で一番ロシア軍の進撃スピードが速い戦場です。
既にチャシブ・ヤールChasiv Yarの東2kmの地点までロシア軍が進出したと言うことですからロシア軍は2か月くらいのうちに5km強進撃したことになります。
チャシブ・ヤールChasiv Yarまで到達するには、数か月かかると言うのが事前の予想でした。
それが覆りつつあります。
チャシブ・ヤールChasiv Yarを仮にロシア軍が制圧するとすぐ西が、軍事拠点のコンスタンチノフカКостянтинівкаです。しかも標高の高いチャシブ・ヤールChasiv Yarからロシア軍が攻撃することになります。
ウクライナ軍にとっては、相当ピンチな状況が発生しつつあると言うことです。現在ロシア軍が優位の戦場の中で最も重要な戦場です。チャシブ・ヤールChasiv Yarの攻防戦でウクライナ軍が負けると北部ドネツクではロシア軍有利な戦いになると思います。
『※これは、実際に地図を見て道路関係を確認しないと理解できません。もし現状を知りたいなら実際に地図を見て道路関係と地名を確認することをお勧めします。
方法は、簡単❓
google mapで見ると分かります。地名に必ず横文字を入れるのは、地図上で確認しやすいようにする私なりの配慮です。最初、自分が地図上で確認するのに苦労したからです。』
※もう1回アピール
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※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑨
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27