「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2月29日アウデイーイウカ郊外の戦い<ウクライナ紛争2024.2.29

2024-02-29 19:32:01 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.02.29
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がベルディチとトネネキーを占領か
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-army-captures-berdici-and-toneneky-during-the-battle-for-audiiuka/

ウクライナ軍の大本営発表とは違い、ほぼ陣地や防衛ラインは準備していなかったようです。
タブリア作戦軍のリホワ報道官
「我々はベルディチ、オルリフカ、トネネキーで防衛ラインを安定させた」

意味は良く分かりませんが、その付近で戦闘が始まりウクライナ軍はさらに西の・・・
ノボボクロフキーNovopokrovs'keとウマンスキーUmans'ke方面に戦術的撤退をしているようです。

地図を見て考えると「ベルディチ、オルリフカ、トネネキー」で防衛するのは無理だと思います。ロシア軍の勢力圏に近すぎるからです。

ウクライナ軍が本当にちゃんと陣地や防衛ラインを準備しているかどうかは不明ですが、防衛ラインを形成できそうな場所は・・・・
現在の戦闘地域の北西方向にある軍事拠点で防衛ラインを形成するならしていると思います。
◎オケレスタインOcheretyne
◎ノボバフムテイフカNovobakhmutivka
◎ソロヴィオーヴェSoloviove
更に西に
Sokil
Yevhenivka
があり、この付近で防衛ラインを建設しているならばある程度戦えると思います。
川や沼の多い地域で、Vovcha Riverの西側の集落や都市を拠点にすれば南北に防衛ラインを形成できると思います。

今の戦闘地域は集落が少なく拠点を作りにくいですから最初から放棄する予定だと思います。そうは言えないので苦しい言い訳をしているのだろうと思います。

◎の拠点から順番に南方向に・・・
ノボボクロフキーNovopokrovs'ke
◎ノボセレフカ・ペルシャNovoselivka Persha
メジョフMezhove
コミシフカKomyshivka
Zavitne
Ptyche
Kalynove
道路E-50
カルリブカKarlivka

このように拠点になりそうな集落や都市があります。
以前、適当に書いた地点の更に西側です。
この辺りまで行くとロシア軍も簡単には進撃できなくなると思います。

今の戦闘地域は、草刈り場のような地域で守るのは無理だと思います。後方の地域でどれだけ陣地を強化し防衛ラインを建設出来るかどうかですね❓
ウクライナ軍の体質的欠点として、このような後方の陣地の強化や防衛ラインの建設をしない点があります。だから一番前線に近い防衛ラインを突破されると、ずるずると後退をするしかありません。

ロシア軍がどれだけ西に進撃を考えているのかは分かりません。もし北に行かず西を攻められるとかなり西まで削られそうです。この方面が一番脆いので、ここを攻めるのかもしれません。
余りにも脆いので北に行くのか西に行くのか分からなくなりました。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27

 

2月28日アウデイーイウカ郊外の戦闘<ウクライナ紛争2024.2.28

2024.02.27
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がステポヴェとシェベルネを占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-audiivka-russian-troops-occupy-stepove-and-chevernet/

ほぼ見るべきものはなく報告するべきこともありません。
祭りが終わった後の後片付けです。

ルートO-0542沿いにロシア軍が順番にウクライナ軍の拠点を制圧しています。
アウデイーイウカ市街攻防戦の郊外の重要拠点のシエベルネ:Sjeverne(南)と北線路沿いのステポヴェ:Stepovはロシア軍が制圧しました。
26日ベルディチ周辺からステポヴェStepoveのロシア軍を攻撃に行こうとしたアメリカ製戦車のエイブラムスが撃破されたようです。映像を見ると不思議で戦車は単独で行動していて支援するべき歩兵戦闘車も歩兵もいませんでした。ドローンで攻撃されてロシア歩兵の対戦車兵器で留目を刺されていました。何のために出撃したのか意味不明な特攻攻撃でした。

大体、こんな調子で戦闘が行われているようです。ロシア軍はウクライナ軍の残存兵を排除しつつ前進しているようです。

タブリア作戦軍のリホワ報道官は26日
「ベルディチ~オルリフカ~トネネキーに沿って防衛ラインを構築した」と発表しました。
しかしウクライナ軍の広報は評判が悪いです。次の日か当日、嘘がばれるからです。その程度のことなら広報などしない方が良いと思いますが、したいみたいです。

ウクライナ側軍事ブロガーによると・・・
「26日夜ロシア軍はベルディチ、オルリフカ、トネネキーに向けて前進した。」
ロシア側軍事ブロガー
「オルリフカ郊外とトネネキー郊外で戦闘が始まっている」

これが26日の話ですから、もうロシア軍が制圧しているかもしれません。

はっきりウソと言えるのは、アウデイーイウカ市外からのウクライナ軍の撤退(事実上敗走)が、後方に準備された有利な陣地で戦うためではなかったことです。(単にばらばらに逃げただけです。)
「後方に準備された有利な陣地」は、今のところ見当たりません。
ウクライナ軍が建設したという「ベルディチ~オルリフカ~トネネキー防衛ライン」はロシア軍が攻撃中です。
もし、防衛ラインがあれば❓
当分、ウクライナ軍は持ちこたえるはずです。

これまでのロシア軍の進撃速度を見ると、無理なような気もします。

※結局、もっと北の
オケレスタイン:Ocheretyne(補給路の起点1)
ソロヴィオーヴェSoloviove
ノボバフムテイフカNovobakhmutivka
この付近で守るしかないように見えます。

そこから南に下る・・・西郊外やや遠い防衛ライン・・・
ノボボクロフキーNovopokrovs'ke
ボセレフカ・ペルシャNovoselivka Persha
ウマンスキーUmans'ke
◎ネタラブNetailove
(E-50補給路の起点2)
この辺りで防衛戦が出来るかどうか・のようです。

現在、ロシア軍が攻めている地域は市街西側に緩衝地帯を確保する目的だろうと思います。その更に外側(西側)まで攻撃するかどうかは、不明です。
個人的には現時点では不要だと思いますが、決めるのはロシア軍の指揮官です。

ロシア軍の本隊がどっちに行くのかの問題です。
西に占領地を広げるのか❓
北に進撃するのか❓

現在、ロシア軍が攻撃中のバフムト戦線に関連しているのは、北の方角です。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27

 



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