●平成18年1月1日の元旦特集記事より抜粋
「・・・鉄や原油のように自給できない資源は国際価格の高騰にも追随していくしかない。しかし、日本は森林蓄積量37億立方メートル(2000年)と世界でも有数の森林資源保有国であり、十分に自給できる背景を持つ。
ただ、長期にわたる国産材需要の低迷、林業専業労働者の激減などで森林資源は荒廃が進み、素材供給体制も低下している。確かな国産材時代を実現するには山元から抜本的な整備が求められ、供給態勢についても中小林家の恣意的な出材にまかせるのではなく、大規模で合理的なシステムを構築する必要がある。
森林資源は円滑に循環させてこそ価値を高める。森林資源の循環こそが地球温暖化防止で最も有効であることはいうまでもない。・・・」
山元から抜本的な整備・・は現場でも非常に感じているところです。
「山主さんの恣意的な出材」には少々わがままなといった誤解を生じかねますが、計画的な安定的な供給体制を山側も整えていかなければなりません。伐っても山主さんへお金が行かないくらい市場での価格が低いため、山が循環していかないのも事実です。物には適正な価格があると信じているのですが・・・
ひとつひとつの小さな山村や森林組合では大手ハウスメーカーの希望する注文数に応えることができませんが、地域で連携を取ることによって対応できる道も開かれると思います。また、中小工務店などと顔の見える関係を強化することによって、地域の材を地域の方(もしくは下流域の方)が消費する連携を構築することができれば全国の森林や山村の問題が解決していくことができるのではないでしょうか。
森林組合には山元と工務店や市場、施主を繋ぐ重要な役割があります。
「・・・鉄や原油のように自給できない資源は国際価格の高騰にも追随していくしかない。しかし、日本は森林蓄積量37億立方メートル(2000年)と世界でも有数の森林資源保有国であり、十分に自給できる背景を持つ。
ただ、長期にわたる国産材需要の低迷、林業専業労働者の激減などで森林資源は荒廃が進み、素材供給体制も低下している。確かな国産材時代を実現するには山元から抜本的な整備が求められ、供給態勢についても中小林家の恣意的な出材にまかせるのではなく、大規模で合理的なシステムを構築する必要がある。
森林資源は円滑に循環させてこそ価値を高める。森林資源の循環こそが地球温暖化防止で最も有効であることはいうまでもない。・・・」
山元から抜本的な整備・・は現場でも非常に感じているところです。
「山主さんの恣意的な出材」には少々わがままなといった誤解を生じかねますが、計画的な安定的な供給体制を山側も整えていかなければなりません。伐っても山主さんへお金が行かないくらい市場での価格が低いため、山が循環していかないのも事実です。物には適正な価格があると信じているのですが・・・
ひとつひとつの小さな山村や森林組合では大手ハウスメーカーの希望する注文数に応えることができませんが、地域で連携を取ることによって対応できる道も開かれると思います。また、中小工務店などと顔の見える関係を強化することによって、地域の材を地域の方(もしくは下流域の方)が消費する連携を構築することができれば全国の森林や山村の問題が解決していくことができるのではないでしょうか。
森林組合には山元と工務店や市場、施主を繋ぐ重要な役割があります。