北都留森林組合blog

森林組合の毎日を日記でご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!

施業集約化木材供給情報集積事業

2009年04月04日 | Weblog
北都留森林組合では、森林プランナーが中心となり、細かく森林所有者の分かれた林分を集約化しながら、利用間伐を推進するためのプランを作成しています。
写真は、間伐材搬出に必要な作業路の路線計画をつくるための林内調査をし勾配を図っているところです。
山の傾斜、地形から判断しながら崩れない道をどこに配置していけば良いか、作業路づくりには大変重要な仕事となります。
どんなにしっかりと立派な道をつくっても水と喧嘩をしていたのでは道は必ず崩れます。道をつけてはいけない場所をみつけ、そこをよけながら路網計画を立てていきます。では、どこへつければ良いのか、答えは山に聞くしかありません。
現場現場で当然、地形、傾斜、地質が違います。その現場にあった道をつけていくことが重要であり、その技術習得が低コスト搬出へのカギとなります。私共がつくる作業道は林野庁でいう簡易作業路とよばれ『一時的な道』と扱われてしまいますが、低コストで一度作った作業路を半永久的に使い続けることにより間伐材を搬出しお金に代えていくことで林業の再生が実現できると考えています。