北都留森林組合blog

森林組合の毎日を日記でご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!

測量という仕事

2006年02月20日 | Weblog
森林組合の仕事には「測量」という仕事もあります。
この写真は、森林所有者の方と測量しているところです。
前を赤と白の棒を持って紐を引っ張っているひとを後ろから追いかける人がコンパスで覗いて、距離、角度、方位を見て図面に起こします。

山の間伐作業が今の北都留森林組合のメインの仕事ですが、全額森林所有者の方がその作業費を負担することはとても無理です。山の木が適正な価格で販売されているときでしたらそのお金を間伐などの森林保育へ充てることができましたが今の木材価格ではとても厳しい。

そうした中、国や県が間伐作業などの造林費を補助する制度があります。その申請手続きに測量図面が必要となってきます。

普段山歩きをされる方でも測量はまた別です。境界を歩いて一周しなければなりませんので時には沢を登ったり、崖を降りたりすることもあります。恐らく測量でもしない限りまず歩くことのできない特別な山の中を歩くことができる仕事がその測量なんです。なかなか素敵だと思いませんか?

木が植わっている際を歩きますので時には尾根と沢を登ったり降りたりをひたすら繰り返すこともままあります。

測量道具、お弁当、七つ道具などを背負っての山歩きは時にハードです。

また、この時期は冬眠から覚めたまだ真新しいクマの糞に遭遇し、ドキドキしたり、イノシシの子供に脅かされたりとてもエキサイティングです。

時にはシカの角などを拾ううれしい森の贈り物がもらえたりします。

間違って踏みつけてマムシのかまれたりすることもごくまれにあります。

これが森林組合の測量作業です。

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