北都留森林組合blog

森林組合の毎日を日記でご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!

「経営」ということの3項 ビジネス知識源メルマガ(吉田繁治氏)より

2018年06月23日 | Weblog

吉田繁治氏が発行されているメルマガ「ビジネス知識源」 http://www.mag2.com/m/0000048497.html 

このメルマガ「ビジネス知識源」からいつも色々と学ばせて頂いておりますが、最新号で書かれていた『「経営」とうことの3項』をご紹介します。

吉田繁治さんの文章はいつも明快で、日々のモヤモヤがいつもすっきりでき仕事に前向きになれます。刺激を求める方へ吉田繁治氏メルマガ購読をお勧めします。

ビジネス知識源HP https://www.cool-knowledge.com/

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■1.「経営」ということの3項 【経営者は何を行うべきか】

▼(1)ビジョンの方向への仕事をリードすること:

ビジョン(会社の目標とするもの、あるいは姿)を作り、ビジョン

の達成に向かうよう社員の仕事をリード(誘導)すること。

 先行してリードを行うものが、リーダシップ(国語では求心力)で

す。指揮者のような指揮力であり、経営者の、明示された、あるい

は暗黙の意向を忖度(そんたく)し、その方向への仕事を行うのが

従業員です。

小売業では、「商品の顧客にとっての価値=品質÷価格」を高める

ことが商品のビジョンです。会社のビジョンは、販売する商品のビ

ジョンになります。製造業でも同じであり、「商品の顧客にとって

の価値=機能・品質÷価格」を高めることでしょう。

小売業でもっとも多い食品スーパー(中大型店で全国1万8000店;

人口7000人に1店:1店平均の売上は13億円)の、食品の品質は4つ

の官能的な要素、「品質=見かけ(色+形)+鮮度+味+無添加」

でしょう。官能的とは、感覚的ということです。

官能を数値化するのが工業です。カップ麺のメーカーはこれを毎月

行っています。食品スーパーも大規模チェーン化するには、官能的

なものを数値化しなければならない。ビジョンの数値化です。数値

化しないと官能が発達した少数の人にしか品質がわからないからで

す。

 

▼(2)投下資本利益率(ROI=利益/投資額)を上昇させること:

これは資本主義の中の会社の、経済的な使命(ミッション)です。

ROIの上昇は、株価につながります。

株主兼経営者が99.6%なので、株式の購入という形で資本を出した

株主の意思は、わからないかもしれない。

上場して株を売ればはっきりします。株主は株価の上昇を期待して

株を買う。「ROI=利益/投資額」での利益を出せない、あるいは大

きく低下させた経営者は、株主総会で解任されます。株主は、株価

を上げる経営を、取締役に委任しているからです。

 

▼(3)人時生産性の上昇を図ること:

会社には、マネーの面では出資がありますが、出資ではなくても、

自分の生きる時間を勤務時間として売る従業員(社員+パート)が

集まっています。

会社は、労働時間を買っているのです。

対価が、報酬(定期給料+臨時賞与+成果給)です。

株主が株価の上昇を期待してマネーを出資するように、従業員は時

間という資源を売って、報酬を得ています。

株価の上昇が、経営への期待であると同様に、従業員の期待は、経

済的には報酬の上昇です。立場の面では、マネジメント階級での昇

進でしょう。

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