北都留森林組合blog

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「森の名手・名人百人」に選ばれた木下景利さん

2005年10月26日 | Weblog
北都留森林組合の木下景利さんが「森の名手・名人百人」に選ばれました。
山梨日日新聞に掲載されましたのでご紹介します。

「森の名手・名人百人」は、国土緑化推進機構が、林業分野で卓越した技能や見識を持つ人を全国から選び、技術の継承や森林整備のサポートを求める制度。
木下さんは優れた枝打ち技術を持ち、県内各地で開かれる林業講習会での指導や林業の普及に取り組んできたことなどが評価された。
「自分にとって当たり前の仕事を、毎日こなしてきただけ」と淡々と話す。
現在は、森林組合で木材加工をする傍ら、所有する約百ヘクタールの山林で林業を営む。十五歳の時に父の山仕事を手伝い始めて依頼、森とともに生きてきた。秋から春にかけて枝を打ち、夏は延びたつるや下草を刈る・・・。
得意とする枝打は、節のない上質な材木を作る上で重要な作業。ただ、それだけではない。
「余分な枝を落すことで地面に日光が差し込み下草が育つ。下草が山から表土の流失を防ぎ、豊かな森ができる」
・・・仕事を続けていて最も喜びを感じるのは、出荷した材木が高値で売れた時だ。しかし、近年は安い外国産材木の値下がりが著しく「林業だけでは生計が立てられない」現実もある。
林業の現実を憂いながらも、県などによる後継者育成講習会や一般人を対象にした体験学習の指導者を務め、林業再興に貢献してきた。一方で自分の森に向ける視線は今も昔も変わらず熱い。「体が動く限り、森を管理して、質の高い材木を作り続けていきたい」と力を込めた。(山梨日日新聞 記事:斉藤裕介氏)

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