今日は施設の子供達と職員数名で、近くの体育館に遊びに行った。
「今日は体育館に行きますので上履きを持って来て下さい」
と、今朝、電話をもらっていた。
体育館…!
身構えるおばちゃん。
膝痛とヘバーデン結節のこの老体で、子供達や若い職員の皆さんの遊びについていけるのだろうか。
おばちゃんに緊張が走る。
そしてハッ…!
上履き、持っていない。
この前まで働いていた施設で上履きを履いていたのだが、辛い思い出と一緒に捨ててしまった。
しょうがない。買おう。
今回の体育館を機に、新しい上履きを買おうじゃないか。
そして出勤途中、靴屋に駆け込むおばちゃん。
安いのでいい、安いので、と思ったのだが、FILAのシューズに目がいってしまった。
ピンクとグレーという、私好みの彩りのシューズ。
4200円。予算より倍ぐらいのを買ってしまった。
そうしていよいよ体育館に。
FILAのシューズの紐をキュッと結んで、さっそうと立ち上がるおばちゃん。
「まずは最初に準備運動しよう」
男性職員Cさん29歳の号令で、準備運動が始まった。
「1、2、3、4、5ぉ、6、7、8…」
準備運動の段階で、若干疲れが出てきたおばちゃん。
「2、2、3、4、5ぉ、6、7、8」
息が切れてきたが笑顔で疲れを隠してるおばちゃん。
「たかぽんさん、それしか曲がらないの?」
柔軟体操中、余計なとこに気がつき、余計なことを言ってくる5年生のHくん。
ひきつった顔でHくんに、無言で微笑むおばちゃん。
「じゃあ、バスケしようか」
職員Cさんの提案に、ヤル気がみなぎってきたおばちゃん。
一斉にグーパーを出し、二つのチームに別れた。
ケンタくんとは別のチームになった。
「えー」
と、不満そうなケンタくん。
毎度思うがケンタくん、キミの眼にこのおばちゃんは、どういう風に映ってるんだい?
さて、試合が始まった。
5年生の男の子達にはもちろん、2年生の女の子に対しても必死にプレーするおばちゃん。
ボールを取り替えそうと食らいついて走る。
よし、取った!
はいっ!パスッ!
よーし、こっち!
ドリブルで駆け抜けるおばちゃん。
シュート!
入った!
ちょ、結構やるじゃん私!
小学生相手だが。
あら?
ふと気がつくと、職員の皆さんは自ら率先してプレーしていないではないの。
子供達にすぐパスして、あまりゴールまでドリブルしていっていない。
それに引きかえハリキッて、我れ先にプレーしたおばちゃん。
しかしながら最初の数分のプレーで、息はもう切れているが。
ヨロヨロしてきたおばちゃんだが、ゲームはまだ続いている。
既に全力を尽くしていて動きが鈍いおばちゃんに、ケンタくんからパスが来た。
ケンタくん、自分のチームメイトからボールを奪い、敵チームの私にボールをパスしてくる。
ケンタくん笑
ケンタくんの愛はありがたいが、おばちゃんはもうヘトヘトで動けません。
やっと休憩時間。
壁際に座り込んでゼイゼイ状態の私の隣に、チョコンと座るケンタくん。
「ケンタくん、好きなスポーツは何?バスケットボール?」
「うーん…」
少し考えて答えたケンタくん。
「フルーツバスケット」
可愛い笑
「今日は体育館に行きますので上履きを持って来て下さい」
と、今朝、電話をもらっていた。
体育館…!
身構えるおばちゃん。
膝痛とヘバーデン結節のこの老体で、子供達や若い職員の皆さんの遊びについていけるのだろうか。
おばちゃんに緊張が走る。
そしてハッ…!
上履き、持っていない。
この前まで働いていた施設で上履きを履いていたのだが、辛い思い出と一緒に捨ててしまった。
しょうがない。買おう。
今回の体育館を機に、新しい上履きを買おうじゃないか。
そして出勤途中、靴屋に駆け込むおばちゃん。
安いのでいい、安いので、と思ったのだが、FILAのシューズに目がいってしまった。
ピンクとグレーという、私好みの彩りのシューズ。
4200円。予算より倍ぐらいのを買ってしまった。
そうしていよいよ体育館に。
FILAのシューズの紐をキュッと結んで、さっそうと立ち上がるおばちゃん。
「まずは最初に準備運動しよう」
男性職員Cさん29歳の号令で、準備運動が始まった。
「1、2、3、4、5ぉ、6、7、8…」
準備運動の段階で、若干疲れが出てきたおばちゃん。
「2、2、3、4、5ぉ、6、7、8」
息が切れてきたが笑顔で疲れを隠してるおばちゃん。
「たかぽんさん、それしか曲がらないの?」
柔軟体操中、余計なとこに気がつき、余計なことを言ってくる5年生のHくん。
ひきつった顔でHくんに、無言で微笑むおばちゃん。
「じゃあ、バスケしようか」
職員Cさんの提案に、ヤル気がみなぎってきたおばちゃん。
一斉にグーパーを出し、二つのチームに別れた。
ケンタくんとは別のチームになった。
「えー」
と、不満そうなケンタくん。
毎度思うがケンタくん、キミの眼にこのおばちゃんは、どういう風に映ってるんだい?
さて、試合が始まった。
5年生の男の子達にはもちろん、2年生の女の子に対しても必死にプレーするおばちゃん。
ボールを取り替えそうと食らいついて走る。
よし、取った!
はいっ!パスッ!
よーし、こっち!
ドリブルで駆け抜けるおばちゃん。
シュート!
入った!
ちょ、結構やるじゃん私!
小学生相手だが。
あら?
ふと気がつくと、職員の皆さんは自ら率先してプレーしていないではないの。
子供達にすぐパスして、あまりゴールまでドリブルしていっていない。
それに引きかえハリキッて、我れ先にプレーしたおばちゃん。
しかしながら最初の数分のプレーで、息はもう切れているが。
ヨロヨロしてきたおばちゃんだが、ゲームはまだ続いている。
既に全力を尽くしていて動きが鈍いおばちゃんに、ケンタくんからパスが来た。
ケンタくん、自分のチームメイトからボールを奪い、敵チームの私にボールをパスしてくる。
ケンタくん笑
ケンタくんの愛はありがたいが、おばちゃんはもうヘトヘトで動けません。
やっと休憩時間。
壁際に座り込んでゼイゼイ状態の私の隣に、チョコンと座るケンタくん。
「ケンタくん、好きなスポーツは何?バスケットボール?」
「うーん…」
少し考えて答えたケンタくん。
「フルーツバスケット」
可愛い笑