一昨日、息子は38.6℃の熱と、咳と胸の痛みが出たらしい。
午後から、雨の中一人フラフラ状態で病院まで歩いて行き、受診とPCR検査。
翌朝、結果の連絡が来て、「陽性」と。
その後、私に電話をかけて来た息子の声は、意外としっかりしていた。
「今、熱は?」
「39.2℃ある」
39.2℃は辛いだろうが、この前息子は食中毒(カンピロバクター)になり、その時は40.6℃も高熱を出している。しかもあの時は解熱剤を飲んでも全然下がらなかった。
コロナになった今、体調はもちろんかなり悪いけど、この前の食中毒の方がもっとキツかったらしい。
昨日はとりあえず、飲み物や飲む栄養ゼリーやなんやかんや買って、息子のアパートに届けた。
直接会うわけにいかないので、ドアの前に買った物を置き、ピンポンを押して、ダッ…!と急いでその場から離れる。
まるでピンポンダッシュ。
ずーっと離れた位置から様子を伺っていたら、ガチャッとドアが開き、ツラそうな感じの息子が出て来た。
ずーっと離れた奥に立っている私に気がついたので、
「頑張るんだよ」
と励ました。
「うん」とうなづく息子。
大きくなったとはいえ、体調が悪い時に我が子の傍に居てやれないのは切ないもんだ。
今日は仕事が休みだったので、何か喉ごしの良い物をと思い、うどんを茹でてタッパーに入れて届けて来た。他にお菓子や飲み物も。
再びピンポンダッシュで。
ガチャッ…と顔を出した息子は、やっぱり調子悪そう。
「頑張れー」
うなづく息子。
今日の息子からのLINEによると、熱は早くも下がってきたらしい。37℃台。今1番つらいのは喉の痛みという。かなり激痛で声が出ないようだ。
そういえば私の友人の娘さんも、とにかく1番つらかったのは喉の痛みだったと言っていたらしい。喉にガラスでも突き刺さっているような痛みだったとか。
だけど人によっては1番の症状はそれぞれで、前に同じ職場に居たエリナさんはコロナになった時、熱はあまり上がらなかったけど倦怠感が酷かったし、味や匂いがしなかったらしい。やはりコロナ陽性になった職場のコウタさんは、酷い喉の痛みが続いたと言っていた。
エリナさんは2年近く前にウチの会社を辞めて、他の放課後デイで働いているが、今もたまにLINEをし合っている。
そして時々私の仕事の愚痴も聞いてくれて、本当に優しい子。
24歳に愚痴を聞いてもらう59歳のおばちゃん。
それにしても、早く息子のコロナが治って欲しいし、治っても10日間外出できないから、しばらく私のピンポンダッシュ生活が続く。
それはそれで大変だわね正直。
お金も。
今日なんか、本を買って来て欲しいとも頼まれた。
大学の課題で必要な本だという。
「じゃあ○○書店(近くの)で買って持って行くから」とLINEすると、
「専門書だから○○書店(遠い)に行かないと無いと思う」と返信。
車で40分離れたその書店に行って買って来た。しかも高い!4000円近くするではないか!
コロナじゃなかったら自分でなんとか買ったであろう。
まあ、そんなケチなことは言わないで買ってあげようか^^;

なんかはるばる来て、息子に頼まれた本だけ買うのもなんだから、自分にも1冊本を買って来た。
なかなかこれは興味深いぞという本を見つけたので。