最近、新しい利用者がまた一人増えた。
タクヤくん、小学2年生。
ニコニコしながらも、わざと職員が注意するようなことをする。
窓の枠に乗ったり、階段で遊んだり、トイレからパンツを下げたまま出てきたり。
男性職員が注意するとやめるのだが、女性職員に注意されても平気らしくてやめようとしない。
今日も階段を上がったり下がったり走り回っていたタクヤくん。
1階は身体に障害のある女の子達が居る部屋なので、タクヤくんは2階に居なきゃならないのだが、わざと何度も2階に降りていく。
その度に私はタクヤくんを追って1階に降りた。
するとタクヤくんは笑いながら私から逃げて2階に走って上がって行った。
その何回目だっただろうか。
また私をチラッと見て1階に降りて行った。
どうやらタクヤくんは私と追いかけっこをして遊んでるつもりのようだ。
「コラァ、タクヤくーん」
と、わざと怒ったフリをして、1階に迎えに行く私。
タクヤくんは上手くお話しができない。
ただ声を出して笑いながら階段を駆け上がって行った。
「まったくもぉ、タクヤくんたら」
と、わざと言いながらまた階段を上がって行く私。
すると、
階段の途中で立ち止まって、タクヤくんは私を見下ろして待っていた。
そして私が上がって行って近くに来ると、タクヤくんは笑顔のまま、急に足を挙げた。
「え…?」
その瞬間、私の肩の辺りを一気に蹴った。
タクヤくんは私を蹴り落とそうとしたのだった。
階段でよろめくおばちゃん。
とっさに手すりに掴まり、なんとか落ちないで済んだ。
「タクヤくん!」
今度は本気で怒るおばちゃん。
タクヤくんは笑いながら逃げて行った。
「ちょっとユウさん!今タクヤくんが階段で私を蹴ったよ」
部屋に戻ってユウさんに報告。
「え!タクヤくん、そんなことしたらダメだよ!」
ユウさんに注意され、少しはおとなしくなったタクヤくん。
タクヤくんは悪気はなかったんだけどね、私と遊んでるつもりだったんだろうけどね。
タクヤくん、小学2年生。
ニコニコしながらも、わざと職員が注意するようなことをする。
窓の枠に乗ったり、階段で遊んだり、トイレからパンツを下げたまま出てきたり。
男性職員が注意するとやめるのだが、女性職員に注意されても平気らしくてやめようとしない。
今日も階段を上がったり下がったり走り回っていたタクヤくん。
1階は身体に障害のある女の子達が居る部屋なので、タクヤくんは2階に居なきゃならないのだが、わざと何度も2階に降りていく。
その度に私はタクヤくんを追って1階に降りた。
するとタクヤくんは笑いながら私から逃げて2階に走って上がって行った。
その何回目だっただろうか。
また私をチラッと見て1階に降りて行った。
どうやらタクヤくんは私と追いかけっこをして遊んでるつもりのようだ。
「コラァ、タクヤくーん」
と、わざと怒ったフリをして、1階に迎えに行く私。
タクヤくんは上手くお話しができない。
ただ声を出して笑いながら階段を駆け上がって行った。
「まったくもぉ、タクヤくんたら」
と、わざと言いながらまた階段を上がって行く私。
すると、
階段の途中で立ち止まって、タクヤくんは私を見下ろして待っていた。
そして私が上がって行って近くに来ると、タクヤくんは笑顔のまま、急に足を挙げた。
「え…?」
その瞬間、私の肩の辺りを一気に蹴った。
タクヤくんは私を蹴り落とそうとしたのだった。
階段でよろめくおばちゃん。
とっさに手すりに掴まり、なんとか落ちないで済んだ。
「タクヤくん!」
今度は本気で怒るおばちゃん。
タクヤくんは笑いながら逃げて行った。
「ちょっとユウさん!今タクヤくんが階段で私を蹴ったよ」
部屋に戻ってユウさんに報告。
「え!タクヤくん、そんなことしたらダメだよ!」
ユウさんに注意され、少しはおとなしくなったタクヤくん。
タクヤくんは悪気はなかったんだけどね、私と遊んでるつもりだったんだろうけどね。