大学2年生の息子、この頃は少しずつ進路のことを考えているようだ。
息子は大学では心理学を中心に勉強していて、以前は大学院に進み、臨床心理士を目指したい気持ちもあった。
でも、家庭の事情を察したのかわからないが、院には行かず就職をする気持ちになってきたようだ。
卒業後は福祉関係の仕事に就きたいと考えているらしい。
そんな中、先日テレビでたまたま耳の不自由な方達が、手話で音楽を楽しんでいる様子を息子と二人で見た。
すると息子は心を引かれたようで、
「手話って素晴らしい言語表現だなあ。俺も手話ができるようになりたいな」
と、本当に手話を独学で勉強を始めた。
そういえば、私が障害のある子ども達のデイサービスで働いていた時、中学生のMちゃんが私に少し手話を教えてくれたが、ぜんぜん覚えられなかったな。
その時その時は覚えても、すぐ忘れてしまった。
やっぱり年取って新しいことを勉強しても、なかなか憶えられない。
19歳の息子は、毎日コツコツと手話の勉強をしていて、どんどん覚えてきている。若いってすごい。
まあそれよりも、真面目に取り組んでいる息子の姿が私はとても嬉しいし、私が19歳の頃は、何かを真面目に頑張るなんて考えてもいなかったな。
もう少し、真剣に将来のことを考えるとか、何か勉強をすれば良かったよまったく。
今さら若き日の我が身を嘆くこの母。