気がついたんだけど、こんな自由気ままな年末って、半世紀以上生きてきて初めてだ。
まず、今仕事をしていない。
パートでいろいろ働いてる頃はサービス業や介護関連だったから、年末だって仕事があった。
パートに出てない頃は息子の世話などもあったり、あ、一応ダンナの世話もか。
独身の頃は、実家が商売の家なので、自分の仕事もやりつつ家の手伝いでバタバタしてた。
ああそうだ。年末とかお盆とかって、商売の家に生まれた者は大っ嫌いなものなのだ。ただただ忙しい。
商売の家の子じゃなきゃよかった!といつも思ってていて、いつだったかな、たぶん小学校高学年が中学1年生の頃だったと思うんだけど、何かで反発して、母に
「店なんかつぶれてしまえばいいんだ!」
て言ったことがあった。
そしたら母にひっぱたかれた。笑
まあ私が今まで生きてきて、母に反抗したのは、あの時の1度きりだったと思う。
今も実家は忙しくしてるだろうなあ。
お盆は手伝いに行ったんだけど、年末は行かない。
遠い実家に行くには、冬は大変過ぎるから。
雪や凍結の峠を越えていかなきゃならなくて、それはもう命がけなのだから。笑
そうして今年の年末は、無職な上に息子は東京に遊びに行ったまま。
ダンナは入院してるし、遠距離介護していたカヅさんはもう居ない。
カヅさんが亡くなった後のいろいろな整理もほとんど終わって、今はひと息つけている。
てことで、このところ自由はプチ一人暮らしを送っている。
まあ、ちょちょっと年末の掃除をして、神社に御札を納めて新しい御札に交換してきて、あとは自分のことと雪かきをしてるくらい。
あとは申し訳ないほど好きなように過ごしてる。
自由過ぎて罪悪感。
そろそろまた仕事しなきゃね。
でも、こんなのんきな年末って今までなかったから、たまにはいっかな。