昨日、無事に姑カヅさんを特養に入居させて来た。
わりと広い個室だった。
家具から何から自前で持って行かなければならず、部屋にはベッドのみしかなかった。
4段の収納ケースを買って置いて、衣類を入れて来たが、ちょっとそれだけでは殺風景なので、少しずつ物を増やそうと思う。
ウチに小さな円卓があるから、今度これを持って行こう。
何か床に敷物も必要だな。
気づいたのだが、この特養の職員は男性が多い。
介護施設って、女性が多いイメージだし、実際私が派遣で行っていた所はどこも女性だらけだった。
だが、この特養は男性の方が多い。
しかも割りと若い。
へぇ。。
大丈夫かな。大丈夫だよね。
勝手にアレコレ警戒心。
すると、一人の若者が近づいてきた。
「ぼく、カヅさんの担当になりました○○です。よろしくお願いします」
優しそうな笑顔の若者だ。
20代半ばと思しき介護士。
私も丁重に挨拶をしてお願いしてきた。
もう特養に入ったんだ。この若者にお世話になろう。
カヅさんの手を握り、「また来ますからね」と言って帰って来たのだが、
ケアマネさんにお礼と無事に入りましたの報告をしたくて、ニチ○ケアセンターに寄った。
にこやかに事務所から出て来てくれたケアマネTさん。
カヅさんに関わってきた今までの想い出を二人で話して懐かしんだ。
本当に、頼りになるTさんが居なかったら、どうしていいかわからないことだらけだったし、私は心が折れただろう。
ずっとこれからもTさんがケアマネさんだと良かったのだが、
「特養に入ると、もう私の手の届かないところに行くんですよ。特養に居るケアマネさんに変わります」
と聞いて寂しい気持ちになった。
寂しいが、仕方がない。
カヅさんもまた、昨日、ショートステイから出る時、「別れは悲しい」と涙ぐんで職員達に挨拶していた。
「皆さんに親切にしていただいた」とカヅさん。
.「ほんとですねぇ。良くしてもらってありがたかったですねぇ」
と私。
「ここを出なきゃならないんだ?」
「そうなんです。ここはショートステイって言って長く居られないんです」
「はぁ…。長年ここに居たから寂しい…」
長年。。
1か月間だけでしたが 笑
そしてショートステイを出る時、職員の人達が外に出て見送ってくれた。
皆さん笑顔で手を振ってくれていた。
さようなら。ショートステイの皆さん、ありがとう。
病院からこのショートステイに入って、どんどん回復していった姑カヅさん。
本当にこちらにも感謝の気持ちでいっぱい。
ありがとう、ありがとう。本当に皆さんありがとう。
さて、特養に入って最初の朝を迎えたカヅさん。
どうしてるかな。
少し心配。
だけど、これで少し私も、肩の荷が降りたかな。