だいぶ気が早いですが、お正月用に来年の干支、辰の立体切り紙カードをつくりました。
立ち上がって昇り龍になった白龍と、四つ足で伏龍となった紅龍です。
台紙に足で貼り付けてありますので、折りたたむとペタンとなり、開くと立ち上がります。
きつつき工房のサイトに型紙を載せましたので、お正月までにぜひつくってみてください。
だいぶ気が早いですが、お正月用に来年の干支、辰の立体切り紙カードをつくりました。
立ち上がって昇り龍になった白龍と、四つ足で伏龍となった紅龍です。
台紙に足で貼り付けてありますので、折りたたむとペタンとなり、開くと立ち上がります。
きつつき工房のサイトに型紙を載せましたので、お正月までにぜひつくってみてください。
しおりの新作、南西諸島の動物たちです。
奄美大島から沖縄本島、西表島まで連なる南西諸島は、日本のガラパゴスともいわれて、貴重な動物がたくさんいます。
奄美大島に棲むアマミノクロウサギは耳の短い原始的なうさぎで、ハブから子どもを守るために出かけるときは子どもを穴に隠して土でフタをします。
トゲネズミは奄美大島、徳之島、沖縄本島に棲むネズミで、トゲのような剛毛が生えています。
3島に棲むネズミはそれぞれ染色体数が異なる別種で、とくに奄美と徳之島のものは哺乳類の雌雄をきめるY染色体がないという不思議なネズミです。
ヤンバルクイナは沖縄本島に棲む飛べない鳥。肉食の哺乳類がいない島で、飛んで逃げる必要がないので、飛ばなくなったみたいです。
クビワオオコウモリは沖縄本島、先島諸島に棲む大きなコウモリ。
一般にコウモリは、暗闇で超音波を出してその反射波で虫などを捕食するのですが、オオコウモリは昼行性で目視飛行をします。そのため、眼が大きくて普通の哺乳類らしい顔立ちをしています。英語では Flying fox といわれて、キツネのようなかわいい顔です。
イリオモテヤマネコは西表島だけに棲むヤマネコ。発見された60年前は日本哺乳類学会の誇る新種発見と思われていたのですが、DNA分析の研究がすすんで、アジアに広く分布するベンガルヤマネコの亜種という位置づけが定着したみたいでちょっと残念です。狭い島に適応して非常に特異な進化を遂げた貴重なヤマネコであることは変わりません。
しおりは、本に両手を挟むと、ページから顔を出します。
きれいな色紙を型紙と重ねて切ると比較的簡単につくることができます。
きつつき工房のサイトに型紙と作り方がありますのでつくってみてください。
型紙
しおりの新作で、ちょっと地味めな動物を追加しました。
日本の哺乳類でクマやシカ、キツネやタヌキはおなじみですが、動物好きでないとあまり知らない地味だけどかわいい動物たちです。
切り紙のしおりは形の輪郭だけで特徴をあらわそうとしているので、紙の色はその動物の体色とは関係ありません。
トガリネズミはごく小さな動物で、ネズミ(齧歯目)ではなくモグラの仲間(食虫目)です。
とくに北海道に棲むトウキョウトガリネズミ(チビトガリネズミの亜種)は世界一小さい哺乳類で、体長4.5cm、体重1.5gしかありません。
モグラは西日本のコウベモグラ、東日本のアズマモグラがポピュラーですが、モグラ塚は見ても生体を見たことがある人は少ないのではないでしょうか。
モグラの毛皮はビロードのように柔らかで、目はほとんどありません。
ヤマネは山に棲む齧歯目でヤマネ科の一属一種、天然記念物です。冬になると、どこででも冬眠してしまう、かわいい動物です。
ムササビはリスの仲間で、手足の間にある皮膜を広げて滑空します。ネコくらいもある大きなグライダーです。
オコジョは山に棲むイタチの仲間で、とてもかわいい顔をしていますが、自分より大きなウサギを捕食することもある獰猛な動物です。
ナキウサギは北海道に棲む原始的なウサギで、耳が丸くてよく鳴きます。
自宅のある安曇野の動物もそろえようと考えて、哺乳類ではありませんが、ライチョウとコハクチョウもつくりました。
ライチョウは日本アルプスと妙高・火打山にだけ棲む高山の鳥です。天然記念物。温暖化で将来が心配です。
コハクチョウは冬になると安曇野に渡ってきて、犀川・高瀬川で越冬します。
きつつき工房のサイトに型紙も載せてありますので、つくってみてください。
組み木の新作、ペンギンの親子です。
ペンギンのペアは前からありましたが、ペアを子どもに見立てて、親ペンギンを組み合わせました。
子どもは、おっとりとやんちゃな二人といった感じです。
このペンギンはくちばしの短いアデリー属のイメージです。
アデリー属には、ジェンツー、アデリー、ヒゲの3種類のペンギンがいます。
型紙もきつつき工房のサイトに載せてあります。
ペンギン好きな方は、ペンギンのGIFアニメもごらんください。
切り紙の動物しおり、もともといろんな動物がいましたが、世界各地の特徴的な動物をそろえるために新作をつくりました。
アフリカは、アフリゾウ、チーター。アフリカゾウは、もとからあったゾウの耳を大きくしてアジアゾウと区別しました。
アジアは、アジアゾウとオランウータン、バク、インドサイ。アジアゾウはアフリカゾウと比べて、耳は小さく、鼻もちょっと短い。目の位置も微妙に違います。インドサイは、アフリカのクロサイ、シロサイが角2本なのと違って角が1本です。
北米は、バイソン、カリブー、プレーリードッグ、グリズリー。グリズリー(ヒグマ)と区別するためにもとからいるクマは月の輪をつけてツキノワグマとしました。
南米は、イワトビペンギン、フタユビナマケモノ、カピバラ。
もとからいる動物と合わせて、世界の動物ツアーができます。
型紙はきつつき工房のサイトにありますので、自分でつくれます。