きつつき工房 ブログ

きつつき工房の職人の独り言

浅間山の春の花2

2023-04-23 14:39:33 | 社会・時事

例年より2週間も早くムサシノキスゲが咲いた浅間山(東京都府中市)では、春の花が盛りです。

春先に早く咲くキンランにつづいて、ギンラン(正しくは、ササバギンラン)が咲き出しました。キンランに比べると控えめで、清楚な美しさです。

 ギンラン

林縁では、ミズキの花が咲きました。

 ミズキ

ハリエンジュ(ニセアカシア)もつよい芳香を漂わせています。

 ハリエンジュ(ニセアカシア)

ノイバラも虫を集めています。

 ノイバラ

道端でつい見過ごすハルジオンも、よく見れば、細かい花弁がきれいです。

 ハルジオン

山の中にわずかしかないハンショウヅルも花が開きました。

 ハンショウヅル

今年初めて見たセリバヒエンソウ、帰化植物だそうです。芹のような葉の飛燕に見立てた花という意味です。

 セリバヒエンソウ

ブタナという花に初めて気がつきました。タンポポの茎だけをものすごく引き伸ばしたような姿です。これも帰化植物だそうです。

ブタナ(豚菜、フランス語源で豚が良く食べる菜っ葉という意味)

ノゲシ(野芥子)

ニガナ(苦菜)

改めて、タンポポのような春の黄色い花のアイコンをいくつか描いたので集めてみます。これらの花に見える部分は、頭花といって、小さな舌状花が集まったものです。舌状花の粗密具合で密なものから並べると次のとおりです。

花アイコンはきつつき工房のサイトにあります。

 タンポポ

 ブタナ

 ノゲシ

 コウゾリナ(顔剃菜)

 ジシバリ(地縛)

 ニガナ

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浅間山の春の花

2023-04-16 10:19:39 | 社会・時事

浅間山(東京都府中市)の春の花が盛りを迎えています。隣接する多磨霊園と合わせて、次々と新しい花が咲いて、散歩が楽しい季節です。花を見て、花アイコンもだいぶつくりました。花アイコンはきつつき工房のサイトにあります。

多磨霊園の桜が咲いたのは3月20日頃でしたが、4月に入ってもまだ満開です(撮影4.1)。

山では、ヒトリシズカが地味に咲きだしました(撮影4.4)

 ヒトリシズカ

シャガ(撮影4.4)。

 シャガ

林の中では、ヤマブキの黄色はとても鮮やかです(撮影4.5)。

 ヤマブキ

公園の入口ではシロヤマブキ(たぶん植栽?)も咲いています(撮影4.5)。この花は、ヤマブキと似ていますが、花びらが4枚です。

 シロヤマブキ

多磨霊園ではドウダンツツジ(植栽)がお墓にたくさん植わっています(撮影4.5)

 ドウダンツツジ

種が飛んできたのか、ナノハナ(アブラナ)も咲いています。

 アブラナ

ツツジも花盛り。さまざまな品種がお墓に植えられています(撮影4.13)。

 ヤマツツジ

山の中では、カマツカの木に白い花が咲きました(撮影4.14)。カマツカは鎌柄で、木質が非常に強靭で柔軟なため、鎌や槌の柄(持ちて)につかうのに最適なことから名前がついたそうです。

 カマツカ

少し湿ったところにホウチャクソウが咲いています(撮影4.14)

 ホウチャクソウ

キンランの花も咲きました(撮影4.13)。この黄色が咲きだすと、林床がじつに華やかになります。

 キンラン

そして、この浅間山の主役ともいえるムサシノキスゲも、早くも咲き出しました(撮影4.16)。ムサシノキスゲはニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の一変種で、この浅間山にしかありません。例年4月末から5月初めに咲きだすので、今年は2週間ほど早いようです。

 ムサシノキスゲ

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東郷寺の枝垂れ桜(東京都府中市)

2023-03-17 13:11:02 | 社会・時事

東京都府中市にある東郷寺の枝垂れ桜が満開になりました。

東郷寺は京王線多磨霊園駅の南、国分寺崖線(古多摩川の河岸段丘)の上に建つ大きなお寺です。

境内の説明文によれば、聖将山 東郷寺は、東郷平八郎を開基とし、身延山久遠寺を総本山とする日蓮宗の寺院です。もともと東郷家の別荘・農園があったところに1939年に建てられました。

このお寺の山門がたいそう立派で、黒澤明監督の映画「羅生門」に出てくる山門のセットのモデルとなったそうです。

ここの枝垂れ桜が咲くのは、多磨霊園参道のソメイヨシノより1週間くらい早く、本年2023年3月17日現在、参道の桜はまだ咲き始めです。

黒澤映画「羅生門」に出てくる山門のモデルになった山門。非常に大きくて立派です。けやき材の巨柱は中空になっているそうです。

それにしても、1950年という日本がまだ貧しい時代に、これとほぼ同じ巨大なセットを京都撮影所につくらせた黒澤監督のこだわりはすごいですね。

コメント (2)
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春になりました(浅間山、東京都府中市)

2023-03-15 14:09:57 | 社会・時事

3月も半ばとなり、一気に春になってきました。

ほぼ毎日、近所の浅間山(東京都府中市)を散歩していますが、2月末にウメとウグイスカグラが咲いてから、3月に入ると木々がいっせいに芽吹きはじめました。

ウメ

 ウグイスカグラ

芽吹き

日当たりのいいところでは、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、タチツボスミレ、オオイヌノフグリが咲いています。

 ホトケノザ

 ヒメオドリコソウ

 タチツボスミレ

 オオイヌノフグリ

3月15日に桜も開花しました。

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続ChatGPT――嘘の言い訳に嘘を重ねる賢さ

2023-02-21 22:15:04 | 社会・時事

 前回、ChatGPTというAI(人工知能)が見事な日本語能力をもつ半面、とんでもないほら吹き体質であることについて書きましたが、引き続き遊んだ内容を報告します。ChatGPTは、見てきたような嘘をつくのですが、その嘘が斜め上をいく感覚で、何とも憎めないのですね。

 前回に続いて美空ひばりについて聞いてみます。そもそも人類の英知であるAIを相手に、下世話な芸能ネタの質問をして、答えが間違っていると喜んでいることが、最先端科学資源の浪費ではないかと、忸怩たる思いもするのですが、ChatGPTに難しいことを聞くと、難しい答えが返ってきて、その真偽を判定することができないのです。美空ひばりなら、ほら間違えたと、喜べるというわけです。

 美空ひばりについて聞いたら、1927年生まれ《本当は1937年、以下ヤマカッコ内が真》、出身は広島県《神奈川県》、本名は椎名菊次郎《加藤和枝》という嘘八百の答えだったということは書きました。この「椎名菊次郎」というのが、なんとも気になるのですね。だいたい、美空ひばりは女性なのに、思いっきり男みたいな名前で、バレバレの嘘じゃないかと思うわけです。で、それを指摘すると、すぐに謝って訂正するところがかわいいところでした。

 こうした間違いとその訂正が、フィードバックされて自己学習するのかどうか聞いてみると、ちゃんと学習して、次からは間違えないのだと答えます。

AI「はい、私は会話を記憶することができますので、同じような質問があった場合でも前回の誤りを避けることができます。
 また、私は常に正確な情報を提供するために設計されており、間違った情報を与えた場合でもできるだけ早く訂正し、正確な情報を提供するようにしています。」

 そこで、後日にまた美空ひばりのことを聞いてみました。

人「前にも聞いたけど、日本の歌手の美空ひばりのことを教えて。」

AI「美空ひばりは、1929年《1937年》に東京都《神奈川県》で生まれた日本の歌手で、本名は藤本 一子(ふじもと いちこ)《加藤和枝》といいます。彼女は戦後の日本を代表する歌手の一人で、幅広いジャンルの歌を歌い、多くの人々に愛されました。
 彼女の代表曲には、「川の流れのように」「お祭りマンボ」「愛燦燦」などがあります。彼女はまた、映画やテレビドラマにも出演し、俳優としても活躍しました。彼女は1989年に急性心筋梗塞《間質性肺炎による呼吸不全》のため、59歳《52歳》で亡くなりましたが、今も多くの人々に愛され続けています。」

 本名が藤本一子という女性の名前になっているのが学習の成果でしょうか。でも、やっぱり全然違う人のことですね。前回の誤りが避けられていないようです。


 やっぱり、どうにも気になる椎名菊次郎について再び聞いてみます。

人「前に聞いたときは、本名は椎名菊次郎って言ったよ。藤本一子というのも違っていて、本当は加藤和枝だよ。この情報は更新されてなかったみたいだね。藤本一子って誰?」

AI「おっしゃる通りでした。私の先程の回答には誤りがあり、大変申し訳ありません。美空ひばりの本名は加藤和枝(かとう・かずえ)であり、藤本一子という名前は別の方です。藤本一子とは、日本の女優で、昭和期に活躍した女優の一人です。
 美空ひばりの父親は椎名菊次郎で、彼女が生まれた時に父親の姓を名乗っていましたが、後に加藤家に養女縁組され、加藤和枝という名前になったとされています。おっしゃる通り、私のデータには更新がなされていなかったようで、申し訳ありませんでした。」

 相変わらず腰は低いのですが、真実は、美空ひばりの父親は加藤増吉といって、養女縁組なんてしていません(こちらは、美空ひばり公式ウェブサイトでちゃんと調べたんですよ)。

 でまかせに口にしてしまった名前を父親の名前と言い訳して、名字が違うのは養女縁組のためだと、見てきたような嘘を重ねる。この能力たるや真のAIといえなくもないのではないでしょうか。

 気に入ってしまったので、吉永小百合や松田聖子についても知的な対話を試みてみようっと。

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