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きつつき工房の職人の独り言

戦争法案反対!ストラップでアピールを

2015-06-20 11:56:54 | 社会・時事

 戦争法案反対!の声が急速に広がっています。

 国会前の座り込み、夕方からの抗議行動に集まる人が増えてきています。若い人が増えているのがうれしいですね。

 このしおり・ストラップをカバンや持ち物に付けてアピールしましょう。

 きつつき工房のサイトから印刷データ(PDF)がダウンロードできます。

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戦争法案反対の声を広げて

2015-06-16 07:04:29 | 社会・時事

   国会前での座り込み(6月15日)

 戦争法案が重大な局面を迎えています。
 この法案、絶対に国会で成立させてはなりません。もし成立してしまえば、わが国が戦争をする国になってしまいます。
 二度と戦争はしないと誓って憲法を制定し、戦後70年にわたって、軍隊が外国で一人も殺さず、殺されなかったという、世界の中でも極めて珍しい、誇りのもてる国が失われてしまいます。自衛隊が世界中に出て行き、外国の人を殺し、殺される軍隊になってしまうのです。

 戦争法案の問題点は、なによりも憲法違反の法案だということです。
 憲法は、98条に規定されているように「国の最高法規」であって、憲法に反する法律は効力を有しません。憲法に反する法律は、そもそも作ってはいけないのです。国会に提出すること自体が間違いです。
 憲法は9条で、戦争と武力の行使を放棄し、戦力を保持せず、国の交戦権を認めません。ただし、外国の軍隊から侵略されたときに、なされるがままでいるということではなく、自衛の権利はあることから、そのための必要最低限の実力部隊として自衛隊があるというのが、これまでの政府の見解でした。必要最低限だから、自ら積極的に外国に出ていくことはできず、あくまで防衛に専念するということで、これを個別的自衛権としてきました。
 ところが、戦争法案は、日本が攻撃されていないのに、同盟国の軍隊を助けるために自衛隊を海外に派遣して戦闘行為を行わせることにしています。これを集団的自衛権の行使といって、昨年までは、歴代の自民党政府自身が憲法違反だから「できない」としていた行為です。
 政府が憲法の解釈を勝手に変え、憲法違反を行うことは、権力者が勝手なことをしないように憲法擁護義務を課している立憲主義に反します。独裁国家と変わらなくなってしまいます。

 そして、自衛隊がそのような憲法違反の行為を行うことによって、戦争の渦中に投入されることになります。
 政府は、自衛隊が行うのは「後方支援」だけで、実際に戦闘が起こったら撤退するから危険はないと言っていますが、後方支援というのは、旧陸軍用語でいえば「兵站(たん)」、旧海軍用語でいえは「戦務」、英語では「ロジスティック」という行為であって、前線部隊が戦闘を継続するために不可欠の武器・弾薬・燃料・兵員・食糧などを輸送・補給する任務です。国際的には戦争行為そのものであって、当然に攻撃の対象となるものです。
 戦闘が起きたら補給を中止するなどという戦争はありません。もし本当に撤退しはじめたら、前線の同盟軍から見れば敵前逃亡の裏切り、敵から見れば背を向けて逃げる最も攻撃しやすい標的になってしまうでしょう。
 こんな危険な行為を自衛隊にさせようというのに、国会で首相や防衛相は、自衛隊のリスクは増えないなどと、まったくの嘘八百を平然と述べつづけています。

 憲法違反であって、戦争に参加することになる、こんな法律を作っていいはずがありません。
 戦争法案を推進する自民党と公明党は国会での多数議席で押し切ろうとしています。維新の党も自民党と「密約」を結んで成立をアシストする構えです。
 しかし、世論では反対が多数です。国会の内と外で、戦争法案反対の人が力を合わせて声をあげれば、いかに自公であっても強行はできなくなるでしょう。問題は、どれだけ多くの人が声をあげるかです。
 一人でも多くの人が、戦争法案の危険性に気が付いて、反対の声を広げていただきたいと思います。

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