開演は13時、開場は12時30分だが、11時までに集合してチケットを購入しなければならない。
手塚治虫記念館に行きたかったが、また別の日にゆっくり行こう。
早すぎるが昼食を買い出しに行く。
宝塚駅まで歩いたが、コンビニがない。チェックしておくべきだった。どこかにありそうだが、
やたら歩くのはやめよう。ソリオなら食事処もあるし、軽食もあるので戻る。
途中ロッテリア(だったかな)いっぱいだった。手っ取り早く食べられるものね。
結局、ソリオの一階でサンドウィッチを購入。大劇場の屋外テラスか花の道のベンチで食べよう。
花の道で、さぁ食べようとしていた時に、派手なピンクの上下のジャージ風なのを
来た人が連れの人と話しながら歩いてきた。
も、も、もしかして尚すみれさん、だろうか、
あー声かけ損ねた。でも、なんて声かける?
「尚すみれさんですね、昔、見てました、ファンでした」
ちょっと待て、「でした」の過去形はよくないかな、でも、今は歌劇団で指導しているし、と
とりとめもないことを考えてしまった。
チケットを購入のために並ぶ。
スクリーン上映だが全席指定だ。
すでにセンターは売り切れていて、係の人が案内している。
「もう、両端しかないですから」
そして手にした千秋楽とさよならショーのチケット。
千秋楽だからだろうかアドリブが多かった。それがまたおもしろかった。
楽しく時が過ぎていく。
壮一帆さん演じる前田慶次がすがすがしい。
茶目っ気があって、子供じみていて、でも、雄々しい。
ラストステージにぴったりな舞台だ。
さよならショーはレビューの後すぐ始まった。
スクリーン上映だったが、ロングだったりアップだったり、客席全体を映したりと
立ち見よりも堪能できた気分になった。
DVDを製作したりするのだからカメラさえ作動していればできることだけど
定点上映かと思っていたのでうれしかった。
スクリーンが少し小さい気がした。映画館じゃないから仕方ないかな。
最後には退団者のあいさつ。
涙腺がゆるむ。
緞帳が降りても、明るくならない。再び緞帳が上る。
3度目を過ぎてからオーケストラの演奏がなくなった。
ここからが、本当のアンコールだろう。
そう、こういうのを観たかったんだ。
6度目だったか、緞帳は降りたままだが、横から壮一帆さんが出て来た。
「ありがとうございました」
帰ろうと思ったけれど、入り待ちもしたから出待ちもしよう。
ガードマンかと思ったら兵庫県警の文字、お巡りさん登場。
もう、花の道は、人であふれている。
神戸新聞には約6000人が集まったと書かれていた。
どうやって数えたの。そういうことは置いといて、すごい人出なのは確かだった。
なかなか出てこなかった。19時は過ぎていた。
つづく