桜の良い時期をはずしてしまったが残っている桜を信じて宝塚歌劇花組公演を観劇した。
2回目です。
2回目の観劇はストーリーがわかっているので細かいところを見てまわる。
今回は2回目なのでA席を購入した。ややセンター寄りをゲットできた。
2階席においてだが空席が目立った。寂しい限りだ。昨年の100周年が熱狂的過ぎたのだろうか、
明日海りおは、さらに進化しているというのに「エリザベート」のようなチケット争奪戦はなかった。
「カリスタの海に抱かれて」
♪地中海から吹く風が オリーブの花を揺らす ♪(「オリーブ薫る島」プログラムより引用)
シャルル(明日海りお)が幕開きから銀橋を渡って歌っていく。
歌えるではないか、ちょっとスローテンポで口ずさみやすい。
花組を形容することばに「ダンスの」というのがある。今回はそれを実感した。
「カリスタの海に抱かれて」第15場
パリ市民とカリスタ島民の動乱の様子の群舞に驚かされた。
パリの動乱がいつしかカリスタ島の混乱に重なっていく。
シャルルは「独立は無血で行わなければ」といいロベルトは「独立は復讐だ」という。
前に観たグスタフ三世も「これ以上血を流してはいけない」と言った。
実際の革命や独立はそううまくいくものではない。
しかしながら、血を流さずにすむならばそれが最適なはずだ。
二重スパイで裏切り者と言われて(そういった行動もしているし)シャルルは、はたしてカリスタを
独立に導くことができるのか。
1時間35分という制約された時間では、そういうこと?的な急展開も致し方ない。
1本物で見てみたい作品だと思う。枝葉を伸ばしてね。
「宝塚幻想曲タカラヅカファンタジア」
和の様子が存分に織り込まれている。やはり台湾遠征を思ってのことだろう。
一番心に残ったのは大階段に明日海りおが座っていて「さくら さくら」と歌いながら立ち上がり
後ろから男役の皆さんが降りてきて始まるダンスシーン。
和太鼓三味線が奏でるオリエンタルな音楽、シャープなダンス、見ていて心地よかった。
「ダンスの花組」はこうして受け継がれていくんだと感じた。
もちろん、ダンスだけではないことは周知していることだ。
花組公演を堪能できたので自分にお土産を買った。
いつもは、こういったものはいっさい買わない。
だが、買いたい気分だった。桜の魔力か(笑)。
撮影前にひとつ食べてしまった(^^ゞ
包装紙をきれいにはがそうとしたがうまくいかなかった。
まぁ折りたためばわからない。
花組のさらなる飛躍に期待する。
次は、八分咲きの桜の頃の「花の道」を撮ってみたい。