今の季節、一番困るのは日によって天気がまちまちで温度差が非常にあること。ひんやりした日もあれば、晴れて日差しが強かったり、蒸し暑かったり、様々です。まだ6月なので着物は単で良しとしても目の詰まった厚地のものは避け、あんまり暑ければ絽でもいいかと一応準備して、晴れていれば涼しげな白っぽい着物、雨なら泥はねが落としやすい濃色の紬などと2~3通り用意しておき、朝、空模様を見てどれを着ていくか決めます。帯 . . . 本文を読む
いつも縮緬を買っている業者さんからおまけとして正絹の絽のはぎれを頂きました。
白地で藍と紫のうちわ模様に萩の花と鈴虫が描かれている美しい布、着物に仕立てた残り布なのでしょう、アンティークなのに未使用でとてもきれいです。見たとたん半衿にしようと思いました。夏の襦袢にかけてみると、なかなかいい感じ。半衿2枚取ってもまだ残りが大分ありますので帯揚げも作れそうです。夏は暑くて着物を着るのが億劫になりますが . . . 本文を読む
軽快な単衣の季節、この週末は恩師のお祝いの会。紬ではくだけた感じになってしまうので、単衣の訪問着を選びました。黒地ですが夜なので暑苦しい感じはしませんし、所々に施された手刺繍が光に映えます。アヤメの柄は9月には着られないので、6月のまさに今。合わせたアヤメの名古屋帯はアンティークの絽の唐織で、やはりこの季節のもの。同柄の着物と帯じゃ、こてこてやね~、ちょっと芸がないかなぁと思ってしまいましたが、色 . . . 本文を読む
鎌倉爽画廊で、この季節になると細矢千壽子さんの作品展が行われます。毎年楽しみにされている方も多く、私もその一人です。暑過ぎず、寒過ぎず、お天気にも恵まれ、朝思い立って着物で出かけることにしました。庭の藤の花が見頃でしたので、迷わず藤柄の塩瀬の帯、そして黒の大島紬で行くことにしました。もともとは縮緬などの柔らか系の着物が好みでしたが、先生がご高齢でお茶のお稽古に伺えなくなってからは、紬の着物ばかり作 . . . 本文を読む
秋晴れのいいお天気が続いています。ご近所のお庭の菊の花が見事で、思わずパチリ。菊作りがお好きらしく庭中色とりどりの菊の花で、前の道を歩くと良い香りが漂います。
さて、今日はなじみの呉服屋さんで中古着物のリサイクル市をやると言うので、お茶のお稽古をやめてから最近はあまり着なくなった着物や道行コートなどを預けに行きました。病気をしてから、万一の時家族が迷惑かなと思い、少しずつ身辺整理を行うようにしてい . . . 本文を読む
今日は娘の学校の母親たち6人でのお食事会でした。
小・中・高と12年間苦楽を共にした仲?でしたので、すでに卒業から7年目ですが、未だに親同士は仲良くお付き合いが続いています。こういう気の置けない集まりには紬の着物が丁度よく、飛び柄の大島と綴れの名古屋帯を着ていくつもりで箪笥から出しておいたのですが、昨日から少し風邪気味なのと、くららちゃんが心配なのとで結局パスしてしまいました。今回は戸塚のイカ刺し . . . 本文を読む
1月には着物でのお出かけの機会が増えます。
仲間うちでのコンサートや気軽なお茶会などには小紋の着物が打って付けです。他にも紬ではくだけ過ぎかなと思われる集まりに、染めの小紋は便利な着物です。小紋は柄によって格の幅が広いですので、江戸小紋から飛び柄模様まで数枚あるといろいろ楽しめます。
この着物は本当はもっと白っぽいのですが、縮緬地に藤色とグレーの蝋たたきで暈し模様になっており、小さな小さな松竹梅が . . . 本文を読む
お正月も松が取れると、友人達とのお出かけの機会が増えます。
昔は松の内を大正月、15日頃を小正月または女正月といって、年末年始に忙しい思いをした女性陣がのんびり遊べる時期でもあります。今週は嬉しいお誘いが盛り沢山!
一番寒いこの季節、お出かけには着物が暖かくて重宝します。改まった場所には訪問着と袋帯。この着物は片岡孝夫さん(十五代片岡仁左衛門丈)のデザインで花紺色に几帳、松竹梅のおめでたい柄。帯は . . . 本文を読む
すっかり色づいた木々の葉もそろそろ散り始め、風にくるくると舞いながら道のそこかしこに吹き寄せられていく様は、色も形も取り取りで目を楽しませてくれますね。
お茶のお干菓子の雲平で出来た吹き寄せをはじめ、吹き寄せ模様は秋をあらわす尤もポピュラーな親しみやすいものの一つではないでしょうか。
昨日は幻菫庵に友人達をお誘いし、お昼をご一緒致しましたが、大好きな吹き寄せ模様の訪問着を着て行きました。合わせ . . . 本文を読む
しばらくのご無沙汰~。娘と名古屋で開かれている「愛・地球博」へ行ってきました。
暑い中がんばって2日間で30ものパビリオンに足を運びました。どこのパビリオンも見ごたえがあって、リピーターが多いのも納得です。ゴンドラで一緒になった方(30~40代女性)は何と15回目でした。
科学の最先端のロボットや映像技術の素晴らしさとともにライブで演じられる迫力ある演劇や演奏。また、各国の美味しい物や人間の手仕事 . . . 本文を読む
着物が大好きで、自分で着る以外にコレクションとして楽しんでいるものに振袖と子供の着物があります。
娘の3歳の七五三の時に3枚お祝い着を作り、7歳では私が着た四つ身の着物などを含めて7枚用意したので、20歳までに20枚振袖を作ろう♪という馬鹿げたことを考えて、実際その通り実行したのですが、毎年のようにお正月や雛祭りに着物を着せられていた娘はよほどイヤだったのでしょう、4年前の成人式を最後に振袖卒業宣 . . . 本文を読む
きのう金魚なら、今日はコイ。
金魚が庶民的な雰囲気なのと比べて、鯉はぐっと高級感がありますな~。何と云っても他の魚が不可能だった滝に登ってしまうほどの伝説の出世魚。写真は薄い水色の裾濃地に真鯉、緋鯉を豪華にちりばめた夏の盛装の一枚。 . . . 本文を読む
きんぎょ~、えー金魚~。金魚の夏帯はいかが?
子供の頃の浴衣に金魚の柄がついていました。大人になっても、可愛らしい金魚の柄は何故かウキウキしませんか?写真の品はどちらもアンティーク。オレンジ色の方は単帯で両面織り出しの色違い。お好みで、表・裏どちらを締めてもOK。黒地は絽の名古屋帯。何と、未仕立てで寝かせてあった反物です。友人から譲って頂いた大切な品ですが、帯に仕立てなくても、このまま眺めているだ . . . 本文を読む
昨日に引き続き、うちわ繋がりで愛用の帯揚げを紹介します。
辛子がかった卵色に所々絽目が入った夏帯揚げは絞りのうちわ柄。また、見え難いですが織で色々な種類(江戸、南部、明珍など)の風鈴模様が細かく入っていて、とっても楽しいものです。
この色はどんな着物にも合わせやすくて、ついつい出番が多くなります。 . . . 本文を読む