佐土原ナスとの出会いは、お店がOPENしてしばらくした頃。おせわになった京セラ太陽光の中山さんからの紹介でした。紹介したい人がいる。というお電話で、伝統野菜栽培を研究しておられる富永さんの畑を訪問しました。富永さんは、県の農業試験場で長年研究をしてきた方でした。たくさんの野菜が自宅の畑に栽培され研究熱心な方ということがすぐわかりました。伝統野菜という言葉は、私たちにとって始めての言葉でした。昔、日本中でその土地の気候風土に合った野菜が栽培されていたそうです。同じナスでも、その土地の風土で、少しずつ、色や匂い、大きさの違う、特徴あるおいしい野菜が栽培されていたのです。そして大切に種を保存して毎年育てていたのです。伝統を守っていたのです。佐土原ナスは１９８０年頃に姿を消したそうです。おいしいナスを復活させたいと、佐土原ナス研究会ができ、今では店頭で、人気のナスになっています。綾は、富永さんと共に活動している広瀬さんの畑で栽培されています。今月は広瀬さんの無農薬の佐土原ナスを使い、揚げナスの玉味噌がけで、まったりとおいしいひと時をお楽しみください。<写真は広瀬さんの畑の、ふくよかな佐土原ナス＞
