綾には、上畑・うわばたと言う名前の地区がある。
照葉樹林の森の玄関口に。
まるで、宮沢賢治が・・<上の畑におります。>と
名ずけたような?地名・・<うわばた・上畑>
この地区に、私が勝手にイメージして名ずけた・・・
綾のターシャチューダーさんが住んでいました。
実は先ほど、お別れをしに行きました。
突然のお別れでした。
彼女に以前、
<大豆の除草の無農薬栽培のお米や
黒ささげを自給して酵素玄米を炊いてみたい。>
というささやかな古嶋のロマンを語ったところ・・・
<丁度いいタンボがあるよ>・・と紹介していただいたのが・・
今、黒ささげの収穫をしている上畑のタンボなのです。
始めて見に行って、なんて素敵な場所なのだろうと・・・
夢がかない、主人ととても喜びました。
古嶋は完成予想図のお仕事を依然していたせいか?
イメージを絵にする特技がありますが・・・
まさしく、イメージしたとおりの 絵になる理想郷の風景でした。
なんと、川の向こう。崖の上の森は。。田淵さんの森でした。
先日、ビワ温灸のセミナーに使う、ビワの葉を分けていただいた森です。
この田圃には、すてきなおはなしがあります。
この田圃にはおじぞうさんの田の神様が見守っておられるのです。
赤いよだれかけ?をしています。
とても丁寧に縫ってありまして・・感心していると・・・
ターシャチューダーさんは笑顔で素敵なお話をしてくれました。
<このお地蔵さんは頭の部分が壊れていてなかったので・・・
主人が石を彫って、頭の部分を作り直したのよ。>と・・・
なんか、男前なんです。
そして、この赤い丁寧に縫ってあるよだれかけ?は、
彼女が縫ったそうで、ご夫婦の合作でした。
ご主人はすでにお亡くなりになっていまして・・・
きっと、彼女は、ご主人の事を想い、縫っていたのではないかと思うのです。
<汚くなったら、縫い直しているのよ>と言っておられました。
今日彼女にお手紙を書きました。
タンボを借りることができたお礼と・・
これからは、私がこのお地蔵さんを守っていきますと約束をしました・・・
ジンワリ涙・・・
地区の人は、昔から竹に白い布を挟んだものをお供えをしておられるようです。。
古嶋も、見守っていこうと思います。
最近。お地蔵さんが、お供え物をたのしみにしているのではないか?
と・・・古嶋は妄想するのです。
よもぎ団子は、きれいに紙の容器をのこしたまま・・
次の日は、きれいに消えておりました。
サユリンの焼いた、少し固かった失敗作だったパウンドケーキは、
次の日もありました。主人と笑いでした
正直だね。大好きなお地蔵さん。
綾のターシャチューダーさんへ・・・
<風に乗って、上畑のタンボにご主人と一緒に遊びに来てくださいね。>
ありがとう。出会えて幸せでした。
これからも、お地蔵さんに手をあわせると、いつもあなたを思い出すことができます。