田淵さんに、注文して育てていただいた黒ささげの豆が6キロ届きました。
今年9月29日に亡くなられた田淵民雄さん。
綾の有機農業の先駆者でした。
綾の宝ものでした。
古嶋では冬にとれる甘い蕪を毎年お願いしておりました。
突然の悲報で、とても信じられなくて、
ご家族も<畑から帰ってきそうだと、
時々思うとこの豆を届けてくれた時に、言っておられました。
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この黒ささげの物語を今日はお話ししましょう。
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昨年古嶋は国富のお店で黒ささげを見つけました。
長岡酵素玄米の講師の新井さんから、この豆が一番いいと聞いていました。
購入した時
この豆は、1キロぐらいしかなかったので、自分で増やしてみようと思いました
ただ、我が家の畑は狭いので
このお豆を種にして、
尊敬する田淵民雄さんに育てていただこうとお願いしました。
私も自分で植えようと袋に入れたままに保存をしていました。
暖かくなってから、我が家の黒ささげは、
虫がたくさん豆を食べて、ワシャワシャと、黒い虫が湧いてしまいました。
ギャー・これ何・・・これは大変。
気持ち悪かったけれど、水で虫を洗い流して、少し水を張っていましたら
<私たちは子孫を残したいの。生きてるの・・・という声が聞こえる、
見る見るうちににょきにょきと目を出して
3センチほどに、、、もやしのようになってしまいました。
そのようすをみていて、かわいそうになり
どうなるかわわかりませんでしたが・・・
植えることにしました。
みんな窮屈なお皿の箱からぬけだして、うれしそうでした。
発芽率は95パーセント以上あったかも・・・
芽の出ない豆はなかった。
・・・4月・・・
まだ植えるのは早かったのですが・・・
庭の片隅と、借りている畑に植えました。
本当は7月ぐらいに種をまくそうです。
豆たちは、さむそうでしたが。
ほっとしたように、土のベットに手足を伸ばしました。
虫に片手をもがれた子・・、<双葉の葉っぱが、一枚の豆・・・>
そんな障害をのりこえて、一枚のはっぱで、成長して
見る見るうちに新しい葉っぱを伸ばし、蔓を伸ばし・・・
たくさんの子孫を残しました。
手の平のわずかなお豆が・・・
古嶋は3キロほど収穫。
田淵さんは6キロほど納品してくれまして。
写真が、そのお豆です。
この3か月ほど、古嶋の黒ささげ豆。
本物センターで見つけた黒ささげ豆
延岡の母が育てたお豆・・・
・・・と長岡の酵素玄米に黒ささげを使って炊きましたが、
ちょうど豆が切れたころに、お豆がやってきました。
今日からはまた、この6キロのお豆を大事に使って
酵素玄米ごはんをたきます。
古嶋・・最近このご飯を炊くのが楽しみです。
だって、ほんとうにすごくおいしいんです。
このごはんを普及することで、
黒ささげの生産農家さんを増やしていきたいと
ひそかなロマンをいだいております。
このお豆で炊いた酵素玄米ご飯は、
色好きがよく、酵素がたくさん育ちます。
只今・・・
月曜日はフーデリー霧島店・青葉店で販売しています。
あしたは、綾本物センターにて、
古嶋の精進カレーのご飯につかっています。
お楽しみに。