テレビを見ていて,気になる言葉に出会うことがある。言葉は変化するものだから,目くじらを立てるほどのことはない場合も多いが、これは、ちょっと大変だと言うものもある。
○「ばえる」:インスタばえの「映(は)える」を切り離して「ばえる」と言ったものだが、これは日本語の「連濁」(れんだく)という法則を知らないために生じた誤り。日本人として恥ずかしい。外国語習得よりも母国語である日本語を知ろう。
○「めっちゃうれしい。」:「めちゃくちゃ」の「めっちゃ」であろから、もともと上品とは言えない。上品そうないい年をした人が使用すると違和感がある。
○「これはやばい」、「やばい、やばい」:「やばい」の本来の意味が分からなくなっているようで、本当にやばい。不都合、危険などの意味を持つ言葉で、若者が信じ込んでいるらしい「おいしい」だの「病みつきになる」等の意味は全くない。
○「うれしいかなと思ったりします。」:本当にうれしいのかどうか疑わしい表現。うれのかうれしくないのかはっきりしなさいと言いたくなる回りくどい言い方。
○「これって、好きかもしれない」:思い切りの悪い,判断力のない人による表現。「これ」の代わりに「あなた」とでもしたら、まず敬遠されるか,嫌われるかするはず。
○「△△さんのお宅の電話でだいじょうぶでしょうか。」、「だいじょうぶだったりしますか」:よく耳にするが、ちっとも大丈夫ではない。あなたは大丈夫ですか?と聞き返したくなる。
○「がんばろうとは思います。」:「本気ですか?」あまりがんばろうという決意が伝わってきませんが。この「……とは」の言い回しは特に多い。老若男女に行き渡っている。
○「わたし史上いちばんです。」:あなたが生きてきた短い時間は,ついに[歴史」になったのか。気宇壮大。
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