以下に引用するのは、私のこのブログの内容の一部である。4ヶ月前に疑問に思っていたことが現実の問題になってしまった。
「今日のネットニュースでは、旅行支援の補助金が話題になっている。旅行会社支援の意味もあるのだろうが、国民の行動を規制する動きが顕著なこの時期に、旅行を奨励するかのような補助金の発想は、整合性のない、その場しのぎの思いつきではなかろうか。」
混乱のうちにスタートした「GO TOキャンペーン」または「GO TOトラベル」は、開始直前でも、具体的内容がほとんど何も決まっておらず、説明会に出席した業者たちを呆れさせた。
関連的思考能力の欠落した施策である「GO TOトラベル」は、「GO TOトラブル」と呼ぶべき状態になっていないか。かつて、善意によるものとは思うが実用的とは思えない「マスク」を全家庭に配布して、「アベノマスク」ならぬ「アベノリスク」という惨めな名前になってしまったことを思い出す。
今後危機的な状況に見舞われた時、国や自治体の責任者の示す指針を信頼して良いのかどうか大いに心配である。毎日メディアによってもたらされる情報からは、問題点ばかりが見えてくる。
ついでながら、今年の豪雨被害は悲惨なものであるが、気象庁からは、「想定を超える」とか「過去に例を見ない」とか「50年に一度」とかの説明がなされた。50年に一度なら、過去にあった事例であるし、想定を超えるのなら、「想定の仕方に問題があるのであって、ちゃんとした言い訳になってはいない。
不安な時代に、不安な国に生きていることを実感しているが、逃げ場はない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます