通勤は公共交通機関を使用している。
駅からは遠いのでバスの移動が主だ。
バス車内では、下車バス停のアナウンスがある。
「次は〇〇。お降りのお客様はお知らせください」
「□□方面へお越しの方は次でお乗り替えください」
「次、停車します」
などなど。
自動音声のアナウンスと、運転手さんの案内。
運転手さんの案内は、人によってすごく丁寧だったり、
口癖?か同じことを何回も言ったり、聞いてて面白い。
アナウンスを聞いていないようで意外と聞くようにしている。
その日の帰宅時の車内はさほど混んでいなかった。
ぽつぽつと所々空席があり、私も座って少しまどろんでいた。
道路はそれほど混んではいなかったが、夕方のためか運行に少し遅れはあった。
下車バス停が近いので眠い目をこらえて外の景色を見ながら起きていた。
あるバス停を過ぎ、音声アナウンスが。
「次は◇◇、次は◇◇。
お降りの方はお知らせください。
△△へお越しの方は お乗り 」 ブツッ
「◇◇、停車します」
音声アナウンスが途中で切られ、運転手さんの案内がかぶった。
お乗り って・・・
思わず吹き出すとほぼ同じくらいに、
「お乗り、って………」
私の数席前の小学生が思わず反応した。
アナウンスを切るタイミングで、突然、命令口調な女王様が出現した
夕方の何気ない日常のヒトコマ…。
・・・・・・こんなことで反応するなんて、小学生と同レベルということか