気温が上昇、日中にプラスになる日が多くなりました。厳寒期に氷で覆われ、
船の出入りが止まっていた港。氷が融け、出漁の準備が進んでいます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 港の春風景・海鳥たち ★
堤防の上に溜まっていた雪が解けだし、水が流れ落ちていきます。日射しが強く
コンクリートの壁の溜まった熱で途中まで来て蒸発しています。アートな模様が
出来上がっています。
休んでいたホタテ漁がもうすぐはじまります。根室海峡のホタテは稚貝を放流し
沖合な速い流れの中でプランクトンのたっぷり食べ、大きななホタテになります。
キンクロハジロ
沖合に流氷が流れ込んだせいか、港の中に海鳥が多くなりました。氷が張って
いる間にカジカやチカ、ギンポ、カレイなどの魚が回遊してきていました。
カワアオサ オス
氷の下に発生するプランクトンを食べに集まる生き物を目当てにやってきた魚
たちです。集まる魚たちを捕りに来ている鳥たちです。
ウミアイサ オス
冬中いたホオジロガモやコオリガモ、カワアイサ、ウミアイサ。外洋の方で
野付湾から出ていく流氷の付近でワカサギやチカ、ニシン、コマイなどを追い
かけ、捕っていた海鳥です。
ホオジロガモ オス
さらに3月に入って北上して行きたスズガモやキンクロハジロがいました。
アサリなど貝好きなカモです。
どのカモも水に潜り、魚や貝、エビなどを捕って上がってきます。魚の体が大きい
と一気に呑み込めないので水面に上がって急いで喉に送り込もうとします。
セグロカモメ
それを近くに降りて様子を見ているカモメたちがいます。襲って横取りしようと
狙っているのです。
オオセグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ、セグロカモメなど大型カモメです。
彼らも流氷で餌場から締め出された連中です。
多い時は100羽、200羽のカモたちが車の中から楽しめます。とっておきの
探鳥ポイントになります。
これも雪どけ期の愉しみです。