窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

カモ類が北上・中継地野付湾がにぎやかに。

2020-03-18 16:58:58 | カモ類

3月の半ば、お彼岸が近くなりました。太陽の高さが増し、日射しが急激に強く

なってきました。日中に気温が上がり、夜中にマイナスになる気候を繰り返し

ます。季節の変わり目、いよいよ渡りが本格的になりました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

       ★ カモ類が北上・中継地野付湾がにぎやかに ★

カモの仲間で急速に数が増えだしたのがオナガガモ、次にヒドリガモです。

どちらも草食をするカモたち。日本に渡ってくるカモ仲間で数が多い種です。

野付湾は繁殖地に向かう途中に寄る中継地になります。早く移動してきたカモが

早く繁殖地に渡って行くかどうか、確かな資料がないので何とも言えませんが、

4月下旬から6月にかけそれぞれに渡って行きます。

氷が割れ、少しずつ干潟が顔を出してくると干潟に増えてきたアマモをしきりに

引き抜いて食べます。草地の雪や氷が融けるまで、アマモが主食になります。

ですから、今時期は食べ物が競合するオオハクチョウやコクガンと一緒になって

アマモを食べている光景に出会えます。

氷が融けて、干潟だけになるともうばらばらに行動し、みんなが集まって食べる

こともなくなります。

オナガガモとヒドリガモに加え、ヨシガモやハシビロガモ、マガモ、コガモなど

集まってきます。10年前くらいからヨシガモやハシビロガモの数が増えて

きています。

気候の変化がカモたちの渡りにも影響して、野付湾でもその兆候が垣間見えて

きています。