窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

エゾジカのオス、角が成熟してきました

2020-09-05 19:39:57 | エゾジカの四季

1本角から始まったエゾジカの角が繁殖期に備え、成熟してきました。角又が

三つ、尖った先が四つ。三又四尖の角が見事な成長を遂げてきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

       ★ エゾジカのオス、角が成熟してきました ★

角が伸びてくるにつれ、全体のバランスをとるようにそれぞれの部位が同時に

大きくなってきています。

まだ、角を覆ているビロードの角皮は艶々として美しく、しっかり角に栄養を

運ぶ機能を果たしている最中です。

オスのシカたちの体格は草をしっかり食べ、丸々として太ってきました。がっ

ちりとして、ちょっと見はどの同年代も見劣りしなくらいになっています。

1頭、1頭写真に収め、客観的に見ると個体同士の違いが見えてきます。正面

から観てみると、ボス候補のシカは角が外側に開く角度が広がり、バランスが

しっかりしてきています。

左右のバランス、先の尖り具合、傷がついて変形しているわけでもなく、実に

いい形になってきています。重い角を支える頭から下の頸筋の太さがラグビー

選手やプロレスラーみたいにガッチリしてきています。

頸筋の毛も黒光りし始め、見た目が美しくなっているのが分かります。おそらく

自信が付きだすと同時に男性ホルモンが出てくるみたいで、筋肉の付き方も変化

してきている雰囲気があります。

若きオスの角を比較すると角の開き方や成長の仕方、角先の育ち具合を見ても、

違いが如実に出てきています。

これから角の皮が剥げ出し、硬い角が現れるときっとこのシカの存在ははっきり

してくるはずです。

私の予想が当たるかどうか、しばらくこのグループを継続して観察しないといけ

ません。



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